代官山駅近くに、フードコート「代官山地下グルメ街」(渋谷区代官山町)がオープンして1カ月が過ぎた。運営は飲食事業や音楽事業を手掛けるカッパドゥエチ(目黒区)。
1994年~2011年に同所で「cafe58(ゴッパ)」を営業していた同社。その後営業していたカフェ&バー「山羊に、聞く?」が閉店することを聞き「何かをやろう」と検討。エリアにないことから「面白いのでは」とフードコートを選んだという。
フロア面積は約55坪。席数は80席で、うち6席は喫煙可能なテラス席となる。フロア内は白や木目を基調に「カジュアルな空間」に仕上げ、一角の壁面は展示スペースとして貸し出しもする。PA設備なども備えていることから、ミニライブや貸し切りパーティーなどにも対応する。
出店するのは4店舗。米(白米か玄米)のほか、ブロッコリーや揚げナス、チェリートマト、チーズなどからトッピングを選べるコナカレー(トッピング3種700円~)などを提供する「cafe58」と、たらこパスタ専門店「talatala・taracco(タラタラ・タラッコ)」は同社の店舗。同社の共同社長で、バンド「米米CLUB」のベーシスト兼リーダーの大久保謙作さんが「たらこパスタが好き」であることから出店。バター風味(750円~)やジェノベーゼソース(800円)などさまざまな味を用意する。
「nemo Sandwich&Cafe」は、武蔵小山に本店を構えるベーカリーカフェのサンドイッチ専門店。経営はアルファクス(品川区)。胚芽入りのパン・ド・ミに生ベーコン・レタス・トマトを挟む「BLTサンド」(550円)、イタリアのパン「チャバッタ」にソーセージや野菜6種類を挟む「ジャイアントBOOサンド」(650円)などのサンドイッチ・ホットサンドをラインアップする。
初出店となる「tokinoa」は、サンデー(650円)やオリジナルのフローズン風ドリンク「ノア」(550円~)などスイーツ類を提供。各店舗、ほとんどのメニューがテークアウト可能。客単価1,000円以下を想定した価格設定になっている。
カッパドエチ山崎美明(みはる)社長は「使い勝手、コストパフォーマンスが良い店でありたい。買い物などのついででいいので、気軽に利用いただければ」と呼び掛ける。
営業時間は11時~21時。