「新しい働き方」をテーマとしたイベント「TOKYO WORK DESIGN WEEK 2016(略称=TWDW2016)」が11月18日、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階の8/COURTをメーン会場に始まった。
2013年にスタートして以来、「勤労感謝の日」前後の7日間の開催が恒例化している同イベント。「新しい働き方」や「未来の会社」に関心を持つ20代後半~30代を主なターゲットとし、これまで3回で延べ1万人近くを動員してきたという。
4回目となる今回のテーマは「新しい時代には、新しいリーダーを。」。TWDWオーガナイザーの横石崇さんは「米大統領選や都知事選などリーダーにまつわることが多かった今年、あらためてリーダーについて考えてみるプログラムを用意した。リーダーの多様性についても知ることができるのがイベントの狙い」と話す。
初日の基調講演はロフトワーク社長の林千晶さんが、「死ぬときに、きっと、仕事のことなんて思い出さない」をテーマに登場した。会場には椅子を置かず、クッションに座ってくつろいだ雰囲気の中、あらかじめ配られた意思表示ツールも使いながら進められた。林さんは自身のキャリアに関するエピソードも交え、岡本太郎著「自分の中に毒を持て」、村上春樹著「卵と壁」、ミヒャエル・エンデ著「モモ」などを引き合いにリーダーに関する考えを披露した。
期間中、40のプログラムを用意する。「最速で身につく世界史」(アスコム)の著書もあるバラエティー番組プロデューサー、角田陽一郎さんによる「未来は、歴史が語ってくれる!~世界史からみる、働き方の白熱教室~」(20日)、「友だちの数で寿命はきまる」(マガジンハウス)などの著書がある予防医学研究者・石川善樹さんによる「ビジネスネットワークの未来を語る」(21日)などのほか、勤労感謝の日の23日には、「リーダーシップを身につける」4つのプログラムを用意する。
今月24日まで。チケットは公式ホームページで販売している。