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渋谷駅新南口近くに再開発情報発信拠点 カフェ空間で未来像紹介

コンテナを使う施設外観

コンテナを使う施設外観

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 渋谷駅新南口近くに11月19日、再開発で変わる駅周辺の未来像を発信するカフェ型情報発信施設「Shibuya info Box」(渋谷区渋谷3)がオープンする。主体は渋谷の街の魅力づくりに取り組む「渋谷駅前エリアマネジメント」、運営はフロンティアインターナショナル(同)。

壁面に掲出するパネルなどで情報発信を図る

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 渋谷の街の魅力を高める施策を行っている渋谷駅前エリアマネジメントが新しい情報発信として実験的に取り組むもの。工事中の敷地に仮設コンテナで同施設を設置し、「『!(驚きと遊び心)』のある『情報(i)』を発信すること」をテーマに、「街づくりへの関心や未来の渋谷に対する期待感の醸成」を目指す。ターゲットは学生や近隣のオフィスで働くOLを想定する。

 コンテナ2台をつなげた同店の店舗面積は約27平方メートルで、席数は12席を用意。外装は視認性を高めるたなどに赤色にし、通りに面した正面はガラス張りに仕上げた。店内は白を基調にした空間に、木目や黒の家具を配している。

 壁面に投影する映像や掲出するパネルで情報発信を図る。映像では、全ての再開発が終わる2027年度の渋谷の姿などを紹介し、パネルではオープン時、同施設から近い複合施設「渋谷ストリーム」や同時に行っている渋谷川の再生などについて紹介。内容は随時変えていく予定。アンケートも用意し来店客からの意見も募る。

 カフェでは、レギュラーコーヒー(250円~)、キーコーヒーの「氷温熟成珈琲(コーヒー)」(350円~)、カフェオレ(400円)、有機栽培紅茶セイロン(350円)、スイーツショップ「タマクーヘン」(世田谷区)のグルテンフリー、無添加のバウムクーヘンに生クリームなどを添える「プレミアムブラウンバウム」(680円)、1月末までの提供となる砂糖を使わない安納芋のスイートポテト(500円、価格は全て税抜き)など定期的に変わる自家製スイーツなどを提供。

 一部ドリンクメニューは、協賛する象印マホービン(大阪市北区)が展開する「マイボトルキャンペーン」として、マイボトル持参客には100円引きで提供。カフェの収益は今後の情報発信や街づくりのための公益的な取り組みに使うという。

 渋谷駅前エリアマネジメント事務局員の小幡香織さんは「街の憩いの場として地元の方や来街者の方などに気軽に足を運んでいただきたい。未来の渋谷を知ってもらうきっかけになれば」と期待を込める。

 展示の閲覧のみの利用も可能。営業時間は8時~20時(土曜・日曜・祝日は12時~)。来年6月30日まで(12月27日~来年1月5日は休み)。今後も同様の情報発信施設を展開していきたい考え。

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