ハロウィーン当日を迎えた10月31日、平日にもかかわらず渋谷には仮装した多くの人が集まった。
今年は28日の夜から4日間、ハロウィーン関連のイベントが多く企画された渋谷。28日はあいにくの雨模様に、仮装した人は少なかったものの週末の2日間は多くの来街者でにぎわった。ハロウィーン本番のこの日も夕方ごろから仮装した人たちが集まり始め、19時ごろにはSHIBUYA109(渋谷区道玄坂2)周辺の道玄坂・文化村通りの一部を交通規制し歩行者専用道路にした。
渋谷駅前・スクランブル交差点で警備に当たっていた警察官や機動隊員らは、メガホンや拡声器で、「立ち止まらずにゆっくり進んでください」「比較的すいているSHIBUYA109方向へ進んでください」などと呼び掛けていた。
学生や仕事帰りの社会人のほか、29日から3日間足を運んだという人や、19時などには親子で仮装している人たちも見られた。「露出したい」「スカートを履きたい」という理由で白雪姫に仮装した男性3人組のように女装する男性の姿も多かった。「かぶらなそう」とカップケーキをイメージした仮装をした20代の女性4人組は埼玉と茨城から来街。翌日が平日であることもあり、「(終電までには)帰る」というように、夜が更けるにしたがって足早に駅へと向かう人たちの姿も見られた。
沿道などには盛り上がりを一目見ようと集まった人も多く、渋谷にオフィスがあるという20代の女性は「怖いもの見たさで通ってみた」と言い、「すごい熱気で楽しそう」と笑う。
街中にはエコステーションが設けられポイ捨ての抑止を呼び掛けていたが、道路には瓶や缶、菓子などのゴミが落ちているのも見られた。11月1日の早朝にはボランティアらによる清掃も予定されている。
年々盛り上がりを見せるハロウィーン。ちなみに来年は火曜日となる。