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渋谷ヒカリエでメンズブランド「ウミット ベナン」がショー 西洋×メキシコのミックススタイル

「A Mexican Guy Living in Texas」をテーマにしたコレクション

「A Mexican Guy Living in Texas」をテーマにしたコレクション

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 渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)9階ホールで10月19日、メンズブランド「UMIT BENAN(ウミット ベナン)」の日本初となるコレクションショーが行われた。同施設などで行われているファッションイベント「Amazon Fashion Week TOKYO 2017 S/S」(ファッション・ウィーク東京)の一環。

砂を敷きサボテンなどを飾ったランウェーをモデルが歩いた

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 ドイツ生まれのトルコ人デザイナー、ウミット・ベナンさんが2009年に立ち上げた同ブランド。内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局の資金援助を受けて招聘(しょうへい)したブランドで、2020年に控える東京五輪・パラリンピックの成功に向け、注力する重点分野に位置付けられている「文化を通じた盛り上げ」に関わるイベントの効果と課題を分析する試行プロジェクトとして行った。

 場内には砂を敷き詰め、サボテンなどを置いた砂漠を思わせるランウェーを作った。アラビアンミュージックが流れる中、「東京」というメッセージとともにショーはスタート。「A Mexican Guy Living in Texas(テキサスに住むメキシコの男)」をテーマに、従来のカウボーイファッションではなく、エスニックなライトブルーやイエロー、ピンクを取り入れるなどメキシコの要素を残しながら、ウエスタンシャツやパイピングなど西洋のエッセンスを取り入れたスタイルを表現した。

 近年夏にテキサス周辺を旅行しているというベナンさん。その中で、テキサスからメキシコに行く途中で見かけた「西洋かぶれの男」からインスパイアされたといい、「ミックスされたカルチャーがとても面白く思えた」という。

 「日本が好き」で、過去5年の間に約40回来日しているというベナンさんは、日本は「故郷のよう」と話す。これまでパリやミラノでコレクションを発表してきたが「興奮しなくなった」ことからパリでのショーには消極的になっていた中で、「新境地でワクワクした」ことから日本での発表を受けたという。

 ファッション・ウィーク東京は今月23日まで。コレクションショーは招待制が基本のため、一般は入場できないものがほとんど。

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