スパイラルホール(港区南青山5)などで10月1日、ダンスフェスティバル「Dance New Air2016」が始まった。主催は、Dance Nippon Associates(渋谷区渋谷2)、ワコールアートセンター(南青山5)、実行委員会。
2002年にビエンナーレとして始まった「ダンストリエンナーレトーキョー」を引き継ぎ、2014年に名称を変えて初開催した同フェス。
オープニング公演は、振付家・ダンサーの伊藤キムさんが昨年立ち上げたダンスカンパニー「GERO」の2作目となる「家族」がテーマの新作「家族という名のゲーム」、KENTARO!!さんが主宰するダンスカンパニー「東京ELECTROCK STAIRS」の新作「前と後ろと誰かとえん」、山田うんさんの「ディクテ」の3作品。
初来日となるチェコ共和国のダンスカンパニー「ヴェルテダンス」は、床に釘づけされた靴を履いた7人のダンサーたちがパフォーマンスする「CORRECTION」を、フランスの「カンパニー・アドリアンM/クレールB」は、夢の中の世界をインスピレーション源にIT技術を駆使して作った空間で展開する「HAKANAI」を日本初演する。オランダを拠点に活動する向井山朋子さんは、「ファッション」をテーマに掲げた新作「La Mode」を披露する。
シアター・イメージフォーラム(渋谷区渋谷2)では、イスラエル「バットシェバ舞踊団」のアーティスティック・ディレクター、オハッド・ナハリンさんのドキュメンタリー「MR. GAGA」(トメル・ハイマン監督)など、ダンス映像作品4作品を特集上映。
そのほか、元・こどもの城(神宮前5)前の広場での屋外パフォーマンス、音楽家・蓮沼執太さんの展覧会(スパイラルガーデン)、ダンス・身体・表現に関する書籍を集めたブックフェア(青山ブックセンター本店)なども展開する。
鑑賞料はプログラムにより異なる。今月10日まで(一部プログラムにより異なる)。