表参道エリアに10月1日、伊電化製品メーカー「デロンギ」のストア「デロンギ表参道」(渋谷区神宮前5、TEL 03-4582-2281)がオープンする。経営はデロンギ・ジャパン(千代田区)。
全自動エスプレッソマシンの試飲・体験がメインコンテンツとなる同店。同社の全自動エスプレッソマシンは、全てのコーヒーマシン市場で世界トップの売り上げを誇り、日本国内では全自動エスプレッソマシン市場でシェア98%を獲得しているという(昨年末時点、第三者機関の調査による金額におけるランキング)。
同社によると、日本では売り上げ全体の約半分をオイルヒーターが占めているといい、2ケタ成長を見せているという全自動エスプレッソマシンは約30%。購買層は平均年収約700万円の35~45歳が中心で、男女比は7対3で男性が多いという。
同店の出店は、同社が現在取り組む「ナンバーワン戦略」の一環。タッチ&トライができる場所を作ることで「どんなコーヒーか味わってもらうことが目的」(同社杉本淳男社長)という。コアの客層がいることや通行量があることなどから表参道を選び、ゆっくり接客できるようにあえて大通りから1本入った路面に出店した。
店舗面積は約70平方メートル。店舗は、ブランドカラーである青と白を基調に「イタリアニティ(イタリアらしさ)」をコンセプトにデザイン。イタリアのカフェ(バール)をイメージしたカウンターテーブルや大理石の床のほか、壁面やカウンター周りなどにはイタリアで使われている建材を使うなどしている。
店頭では、主要の全自動エスプレッソマシン6種類(6万円台後半~20万円台)を取り扱う。エスプレッソをはじめ、エスプレッソをベースにしたレギュラーコーヒー、カフェラテ、マキアートなども試飲できるようにし、「幅広いメニューが作れる」ことをアピール。店頭では常時6種類のコーヒー豆を用意し、来店客が豆を選ぶところから体験できるようにする。
「ワンタッチで豆からコーヒーが作れること」「手入れが簡単な点」「1杯約15円~30円というランニングコスト」などから、「スマートなマシン」とアピールする杉本社長。「まずは一度来店し、体験いただきたい。『こういう機能があれば』などの意見も含めて話していただければ」と呼び掛ける。
営業時間は11時~20時。