明治神宮外苑・絵画館前を中心とするクリエーティブ・フェス「TOKYO DESIGN WEEK(東京デザインウィーク)2016」の開催日が、10月26日~11月7日に決まった。主催はTOKYO DESIGN WEEK(港区南青山1)。
ニューヨーク発「デザイナーズサタデー」東京版(1986年~1996年)を前身に、1997年から「東京デザイナーズウィーク」として開催してきた同イベント。2005年から明治神宮外苑絵画館前に中央会場を設け、企業やアーティスト、学生らによる建築・プロダクト・グラフィック・メディアアートなどを紹介。昨年、30周年を機に「TOKYO DESIGN WEEK」に名称を変更した。
デザイン・アート・音楽・ファッション・フードなど幅広いクリエーティブジャンルを「ゆるやかに横断・融合させる」フェスとして、国内外から企業や団体、大使館、メディア、学校、クリエーター、ミュージシャンらが参加し、プロモーションやプレゼンテーション、テストマーケティング、ビジネスマッチングなどを展開。昨年は10万6321人が来場。今年は12万人を見込む。
今年は30以上のコンテンツを展開。メインコンテンツは4メートル×4メートルの透明なバブル型テントで展開する「AIR TENT」展。アーティスト鈴木ヒラクさん、プロジェクションマッピングを得意とするネイキッド(渋谷区元代々木町)などのほか、ディアアーティスト落合陽一さんは自身が助教授として勤める筑波大学と共に出展する。
「インスパイア展」で伊藤若冲(2012年)、葛飾北斎(2014年)に続いて焦点を当てるのは「写楽」。アートディレクター浅葉克己さん、イラストレーター安齋肇(はじめ)さん、女優・川上麻衣子さん、インテリアデザイナー小坂竜さん、書道家・紫舟さん、建築家・藤本壮介さん、ファッションデザイナー・ミハラヤスヒロ、写真家・若木信吾さんなど約50組がさんが、写楽にインスピレーションを受けた作品を発表する。
ほかにも、来場者参加型のインタラクティブアートや、IoTなどデジタルプロダクトが会する「インタラクティブ展」、国内外の若手クリエーターが前後期各100組出展する「100人展」、貨物用コンテナを再利用した四角いスペースに独立で展開する「コンテナ展」、3回目を迎える人気コンテンツ「スーパーロボット展」なども展開。1人20枚のスライドを1スライド20秒ずつ計400秒でプレゼンするトークイベント「PechaKucha Night」や J-WAVEや長野「りんご音楽祭」とコラボレーションした音楽イベントも予定する。
開催期間は、前期=10月26日~31日、後期=11月2日~7日(1日は終日閉場)。開場時間は11時~21時(最終日のみ20時まで)。入場チケットは、前売り大人=2,000円、当日大人=2,500円、前期・後期セット大人=4,000円ほか。