渋谷の街なかで「甲冑コスプレ」撮影 甲冑写真館が新サービス 

ハチ公像やSHIBUYA109、センター街などを背景に写真を撮影する

ハチ公像やSHIBUYA109、センター街などを背景に写真を撮影する

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 渋谷・道玄坂上交差点近くの甲冑(かっちゅう)を着て写真が撮れる写真館「Samurai Armor Photo Studio」(渋谷区円山町、TEL 03-4330-7200)が8月22日、渋谷の街なかで撮影ができるサービスを始めた。経営は仲よし(同)。

街なかでの撮影の様子

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 5月にオープンした同店。渋谷への来街の記念となるサービスを考える中で、近年増えている外国人旅行客や歴史好きの日本人をターゲットにした「戦国時代体験」として、「日本のイメージが沸きやすく、絵になる『侍』=甲冑を着た姿を写真に残せる」同店を立ち上げた。

 同店では、豊臣秀吉大鎧、伊達政宗、真田幸村、黒田長政(大人用・子ども用)など7領のレプリカ甲冑と、模造の刀や槍などを用意。約30坪の店内には、戦国などを意識したオリジナルのセットを作った。

 通常の「甲冑体験撮影コース」では、着付け師サポートの下、小袖・たっつけばかま・足袋の着付け、好みのよろい・かぶとの装着、刀などを装備。時代背景の解説などを受けてから店内のセットを背景に撮影する(約10ポーズ170カット)。利用料は1人1万3,000円(豊臣秀吉大鎧のみ4万円)。体験時間は約1時間30分。

 今回、屋外での撮影を希望する利用客が多かったことから「渋谷街中撮影コース」を始めた。甲冑などの着付け後、店内のセットで撮影(約2ポーズ10カット)。その後わらじを履いて、道玄坂から渋谷駅までを歩きながら百軒店商店街の入り口やSHIBUYA109、渋谷駅前スクランブル交差点、ハチ公像などをバックに写真を撮影(約10ポーズ170カット)する。屋外は刀や槍などを持ち歩けない。利用料は1人3万円、2人4万円ほか。体験時間は約2時間。

 いずれのコースも、撮影した写真の全データはSDカードで進呈するほか、オプションでプリント(1枚1,000円)も行う。

 現在までの来店客は約9割が外国人旅行客で、男女比は6対4程度。岡本英行社長は「甲冑を身につけた状態で外へ出る開放感と緊張感を感じ取っていただけるのが醍醐味(だいごみ)」と言い、「日本・東京・渋谷での一番の記念として、または何かの記念日やサプライズな贈り物として当店を使っていただけたら。着付け師からの甲冑の歴史や着付けの仕方、戦国武将の話も楽しみの一つになると思う」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は10時~21時。

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