渋谷エクセルホテル東急(渋谷区道玄坂1)が8月19日、客室のリニューアルを終える。
2000年の開業以来、初となる大規模改装として、2014年から順次客室の改装工事を行っていた同ホテル。最後の改装として今年5月末から行ってきた工事の中で、10~12階の角部屋3室をコンセプトルーム「Shibuya MODE Twin Room」にあらためた。
同部屋は買い物や観光を目的とした宿泊客の中で、外国人や女性を中心に街中で買った品をベッドに並べた写真や、ホテルから近い渋谷駅前のスクランブル交差点などを背景に撮影した写真をSNSに投稿する人が「多く見受けられる」ことから、これらのニーズに対応する部屋に仕上げた。
部屋の広さは32平方メートル。ベッド(1.2メートル×1.95メートル)はシモンズ製で枕はテンピュール製を採用。室内は宿泊客の洋服や小物が映えるように「シックな色調」でまとめ、椅子やテーブルも他の部屋とは異なるデザインのものを配置。スクランブル交差点に「最も近い」角部屋であることから、他の客室と比べて窓を大きくしているほか、窓際のエリアはカーペットではなくフローリングにし、天井にはスポットライトを設置する。
クローゼットにはあえて扉を付けず「見せる収納」にすることで購入品などを飾れるようにし、ハンガーや小物入れも同室に合わせたデザインを採用。ドレッサーの鏡は縁にLEDが付いた「女優ミラー」にし、美顔器(スチーマーナノケア)も設置している。ケーブル無しで音楽を聴けるガラス製のiPhoneスピーカーを置き、ミニバーも備える。
通常宿泊料は4万792円~。今月21日からは「Shibuya MODE Twin Room」誕生を記念した宿泊プラン「Shibuya MODE Stay」(朝食・同ホテルオリジナル扇子付きで1泊1万4,700円~、東京都宿泊税別)を提供する。来年3月31日まで。