原宿のイベントスペース「VACANT(バカント)」(渋谷区神宮前3)で8月15日・16日、ドキュメント映画「TRACES OF A DIARY-日記をたどる」の上映会が開かれる。主催はshashasha(渋谷2)、twelvebooks(神宮前3)、プレクサス(新宿区)。
ポルトガル人アーティストのアンドレ・プリンシペさんとマルコ・マルティンスさんが製作した同作は、森山大道さん、荒木経惟さん、中平卓馬、ヒロミックスさんなど日本人写真家6人の日常を約1年半追った記録映像。日本人写真家たちのイメージの制作プロセスやストーリーテリング、日記式表現の「本質を追求」した。
同作は2010年の作品だが、今年DVD化したことを記念し6月29日~7月1日に同所で限定上映した所、前売りでチケットが完売する好評ぶりだったことから再上映を決めた。
併せて、同作に登場する森山さんと中平のドキュメンタリーも特別上映。「カメラになった男-写真家 中平卓馬」(小原真史監督、2003年)は、横浜の自宅周辺を撮影する姿やかつて訪れた沖縄に向かう中平に3年間密着した作品。
「森山大道 記録 MOVIE IN LONDON」(佐藤充監督、2013年)は、英ロンドンの国立近代美術館「テート・モダン」で米写真家ウィリアム・クラインさんとの展覧会からの半年間に密着。クラインさんとの出会いやロンドンの街でのスナップの現場、個人写真誌「記録」シリーズが生まれたきっかけとその制作過程を捉えた映像などで森山さんの半世紀を振り返る。
ワンドリンク付きチケットは、前売り=1,300円、当日=1,500円。各回定員100人。イベントページ上で予約を受け付けている。