渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)パート1・地下1階の「ギャラリーX」(TEL 03-6455-1660)で現在、漫画家・西川伸司さんの原画展「呉爾羅(ゴジラ)百態」が開催されている。
1964(昭和39)年京都生まれの西川さん。1988(昭和63)年に「土偶ファミリー」で漫画家デビュー。1989年に「ゴジラvsビオランテ」でビオランテをデザインして以降、「ゴジラ」シリーズ11作品の怪獣、メカニックのデザインを担当。「ゴジラ2000 ミレニアム」(1999年)、「ゴジラ×メガギラスG消滅作戦」(2000年)ではゴジラのデザインから敵怪獣まで全てをデザインし、絵コンテも手掛けた。
初めての個展となる同展は、7月29日に公開される映画「シン・ゴジラ」公開に合わせて開く。会期中「増え続けている」描き下ろし作品を中心に、「ゴジラVSビオランテ」のデザイン画(複製)や「ゴジラVS メガギラスG消滅作戦」の6枚羽バージョンのメガギラスNG画、イメージボード、「ゴジラ×メカゴジラ」(2002年)の3式機龍(メカゴジラ)のイメージラフや絵コンテ、「ゴジラ FINAL WARS」(2004年)に登場する地球防衛軍の戦闘機デザインなど。ゴジラシリーズのポスターを手掛けていた生頼範頼を追悼する「ゴジラVSメカゴジラ」イラストも並ぶ。原画は販売も行う(1万800円~33万4,800円)。
7月2日にはライブドローイング(定員30人)、3日にはイラスト付きサイン会(同15人)を開く。参加にはそれぞれ、開催当日に商品の購入などが必要。
場内では開催を記念したTシャツ(ミレニアムG、4,536円)やクリアファイル(756円)、好きなイラストを選べるコースターセット(4枚432円)などを販売。パルコが運営するクラウドファンディングサービス「BOOSTER」では、展示作品をまとめた作品集出版を目的に支援を呼び掛けている。目標金額は200万円。
開催時間は10時~21時。入場無料。今月4日まで。