富士重工業は(渋谷区恵比寿1)は5月12日、社名を「SUBARU」に変更することを発表した。
1917(大正6)年に創設した飛行機研究所(後の中島飛行機)を源流に、5社の資本出資で1953(昭和28)年に設立され、5社を吸収合併した1955(昭和30)年から本格始動した同社。「スバル」ブランドの自動車事業を中心に、航空宇宙、産業機器などの事業を手掛けている。恵比寿には2014年に本社を移転した。
「六連星(むつらぼし)」とも呼ばれる星団「昴」に由来するブランド名は、同社が同じ中島飛行機の流れをくむ5社の資本出資によって設立されたことにちなんで名付けられた。現在、同社の自動車事業は90カ国以上で展開しており、2017年3月期には初の年間販売台数100万台超えを見込んでいる。
創業100周年を機に社名を変え、ブランド名と統一することとなった今回。同社が2014年5月に発表した中期経営ビジョンに向けて取り組んでいる「スバルブランドを磨く」ことを加速させるとともに、「自動車と航空宇宙事業における魅力あるグローバルブランドとして成長させること」(同社)を目的にしている。
社名変更は2017年4月1日を予定。