JR渋谷駅に10月1日以降、駅名をアルファベット3文字で表現するスリーレターコード「SBY」が導入される。
JR東日本が2020年に開催される東京五輪・パラリンピックを見据えて「より分かりやすく利用できるように」するため、首都圏エリアにアルファベットと数字を組み合わせた駅固有のコード「駅ナンバリング」を導入する取り組みに伴うもの。スリーレターコードを表示するのは主な乗換駅のみで、広域渋谷圏では渋谷の「SBY」と恵比寿の「EBS」のみとなる。
駅ナンバリングを導入するのは首都圏エリアの電車特定区間(E電)276駅。アルファベット2文字の路線記号と数字2桁の駅番号を組み合わせ、路線ごとに設定している路線カラーと一緒に表示する。
広域渋谷圏の路線は以下の通り。山手線は「JY」で、駅番号は恵比寿「21」、渋谷「20」、原宿「19」、代々木「18」。埼京線は「JA」で、駅番号は恵比寿「09」、渋谷「10」。湘南新宿ラインは「JS」で、駅番号は恵比寿「18」、渋谷「19」。中央線・総武線は「JB」で、駅番号は代々木「11」、千駄ヶ谷「12」。
併せて、改札口頭上の「改札口入り口標」やホーム・コンコースなどの「出口・乗り換え誘導標」などはすでに導入しているが、ホームの駅名標や柱駅名標の表示言語を、既存の日本語・英語に中国語(簡体字)と韓国語を加えた4カ国語表記に変更し、訪日外国人旅行者の受け入れ体制の強化を図るという。