渋谷駅周辺で3月10日、「渋谷ファッションウイーク」が始まる。
2020年の東京オリンピック・パラインピックに向け、ファッションを通じて渋谷を「国際文化観光都市」にすることを目指して開催する同イベント。2014年3月に初開催され、今回5回目を迎える。一貫して、「多様なファッションを生み出してきた渋谷らしさ」という思いを込めた「渋谷スタイル」をテーマに展開している。
参加するのは、109MEN’S(神南1)、cocoti SHIBUYA(渋谷区渋谷1)、SHIBUYA109(道玄坂2)、渋谷パルコ(宇田川町)、渋谷ヒカリエ(渋谷2)、渋谷マークシティ(道玄坂1)、渋谷マルイ、渋谷モディ(以上神南1)、西武渋谷店(宇田川町)、東急百貨店(本店・東横店)の11店舗。
期間中、各店舗では、館内のテナントを入れ替えたり期間限定店舗を出店したり、セールを行うなどする。今回は、東急百貨店(本店・東横店)と西武渋谷店が初の共同企画として、対象店舗で1万5,000円以上(合算不可)購入客の中から抽選で200人に商品券などが当たる抽選会を行う。
前日の9日には、オープニングイベントとして渋谷ヒカリエ(渋谷2)11階でオープニングイベントを開催。同イベントに参加する各店舗の代表がそれぞれの「渋カジ」スタイルに身を包み登場し、「SHIBUYA FASHION CABINET(渋谷ファッション内閣)」を組閣。同イベントのアンバサダーを務めるファッションディレクター干場義雅さんが「Fashion Prime Minister(ファッション総理大臣)」として登場した。
併せて、各施設の春夏コレクションも披露されたほか、ファッションデザイナー坂部三樹郎さん、山縣良和さんがプロデュースする「東京ニューエイジ」の中から、「PITECAN THROPUS(ピテカン トロプス)」(デザイナー大橋佳奈さん)、「White Lilly」(同苅澤さりかさん)のファッションショーも行った。
渋谷道玄坂商店街振興組合理事長で実行委員長の大西賢治さんは「渋谷は食や文化施設もあるので、ファッションを通して(街を)堪能してほしい」と呼び掛ける。干場さんは「これだけ多様なファッション文化が集まっているのは、ニューヨークをはじめ世界でも類を見ないのでは。そんな渋谷をぜひこの機会に楽しんでほしい」も。
今月21日まで。