渋谷・キャットストリートに2月26日、スポーツウエアブランド「reric(レリック)」初の直営店「reric渋谷」(渋谷区神宮前6、TEL 03-6450-6951)がオープンする。経営はイノセントデザインワークス(埼玉県熊谷市)。
2006年にアパレルのOEMメーカーとして創業した同社が、約3年かけて開発したサイクリングウエアを2012年に発売してスタートした同ブランド。これまでは、スポーツ自転車店などへの卸やECなどで販売してきたが、かねて直営店の出店は視野に入れていたという。
近年、スポーツウエア関連のショップが多く出店していることからキャットストリートに的を絞り約1年かけて物件を探したという。店舗面積は28坪。白や黒、木目を基調にシンプルに仕上げたほか、ファサードはガラス面を広くとり開放的な雰囲気になっている。
ブランド名は、「Enjoy of the Ride」「Inquire of the Run」「Everyday challenge」の頭文字から命名。 「スタイリングと機能性の両立」をコンセプトに、運動姿勢に合わせた立体裁断や素材にこだわった商品作りを行っている。素材の仕入れから工場とのやり取りまでを自社で行うことで中間コストを抑えているのも特長。ターゲットは30~40代。
商品は、ストレッチ性と吸汗速乾性のある素材を使い、前傾姿勢をフォローする形になっている「ムンドゥスジャージー」(1万6,200円)、防風機能があり軽い素材を使い、内側のポケットにコンパクトに収納できる「ゲミニ ライトウインドブレーカー」(1万2,960円)、すれに強い素材を使いペダリングの動きに沿ってフィットするカッティングで作る「ヒドラ ビブパンツ」(1万5,984円)など。商品の構成比率はメンズ8対レディス2程度。
同店では今年の春夏シーズンから始めるランニングウエアライン「reric run」もラインアップ。商品は、通気性と吸汗速乾性が高く透湿性のある素材を使うロゴTシャツ(5,940円)、再度と裾部分に吸汗速乾と接触霊感素材のメッシュを配置するなど通気性の高い「キラウエア ランニングパンツ」(8,424円)、ランニング中に顎に当たりにくいようにフロントジップを斜めに付けた「シャスタアシンメトリーパーカ」(1万5,984円)など。構成比率は男女半々ほど。発売時期は商品により異なる。
同店を「ブランドを知ってもらうための情報発信基地」と位置付け、ライディングイベントやグループランなどのイベント・ワークショップも企画中。同社広報部の東宏祐(こうすけ)課長は「着心地を体感してもらえたら」と来店を呼び掛ける。今後は多店舗化も考えているほか、ライフスタイル型スポーツブランドとして他のスポーツウエアも開発して行く予定。
営業時間は11時~20時。