渋谷・道玄坂の商業施設「ザ・プライム」(渋谷区道玄坂2)4階のカジュアルアメリカンレストラン&スポーツバー「HOOTERS(フーターズ)渋谷店」内に12月18日、スポーツバー「GAMING BAR SIDE-B(ゲーミングバー・サイドビー)」がオープンした。
同店を国内展開するエッチジェー(新宿区)とアミューズメント施設を展開するナムコ(港区)が協業した新業態となる同所。経営はエッチジェーが行い、他業種の店舗内に施設をつくるのが初めてとなるナムコはコンテンツ提供と空間プロデュースを手掛ける。フーターズとしても、同様の施設を店内に設置するのは世界初となる。
フーターズは1983年に米フロリダで創業し、2010年に日本1号店を赤坂見附(千代田区)に出店。渋谷店は昨年4月に国内4店舗目、「アジア最大の広さ」の店舗としてオープンした。ゲーミングバー・サイドビーは、スポーツ関連のイベントやパフォーマンスショーなどを行ってきたフリースペース(約80坪)にオープン。収容人数は50人ほど。NYのダウンタウンをイメージした空間にはスタンディングスペースやソファなども設ける。
ゲームコンテンツは、ゴールに向かってボールを投げるバスケットボールゲーム、テーブルサッカー、スキー体感ゲーム(以上各2台)、ドライブゲーム(4台)、エアホッケー、アメリカから輸入したというカップにピンポン玉を投げ入れる「POWERPONG(=ビアポン)」(以上1台)など、スポーツ要素を意識した9種類。
「勝ち残り大作戦」「オセロ」などのボードゲームも用意し、飲食するダイニングスペースの一角にはスロットカーコース「渋谷サーキット」も設置した。同エリアでは、フーターズの特徴であるアメリカンチアリーダーをイメージした制服のホールスタッフ「フーターズガール」は接客しない。
同店の客層は、学生など20代が中心で男女比が6対4程度と、他店より若く女性客や外国人も多いという。エッチジェー広報・マーケティングディレクターの佐藤友里さんは「もともとエンターテインメント性の高い店だったが、より拡大・充実させて総合エンターテインメント施設として提案していきたい」と意欲を見せる。「30代以降の方などにも懐かしんでもらえるのでは」と期待を込める。
ナムコの新規事業企画部第3企画チーム・チームマネジャー荻野浩さんは「スポーツを見ながら飲食を楽しむフーターズに、『スポーツを体感する』が加わった新しい店」とも。
遊び・飲み放題の利用料は30分1,500円、ダイニングスペース利用客は500円(以降30分500円)。営業時間は17時~23時(金曜・祝前日は翌4時まで、土曜は12時~翌4時、日曜・祝日は12時~23時)。