明治神宮外苑・イチョウ並木、黄葉が見頃 4年に1度の枝切りで葉は少なめ

黄葉を背景に記念撮影する外国人旅行客の姿も

黄葉を背景に記念撮影する外国人旅行客の姿も

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 明治神宮外苑・イチョウ並木の黄葉が見頃を迎えている。

約300メートルの並木道にイチョウの木146本が植えられている

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 同所のイチョウは、1908(明治41)年に宮内省南豊島御料地内(現在の明治神宮内)の苗床にまいた種子が成長したもの。1923(大正12)年、樹高6メートルほどに成長した1600本の苗木の中から選び樹形を整えた146本を、青山通りから下り勾配に従い樹高順に植えるなど遠近法を活用し造られた。

 青山通りから円周道路までの約300メートルに及ぶ並木道には現在、イチョウの木146本が9メートル間隔で植えられており、一番背の高い木で28メートルに達する。今年は4年に1度、1月~3月にかけて樹姿を円すい三角形に整える枝切りを行ったため葉は少なめ。

 管理する明治神宮外苑によると、今年は例年同様11月上旬から色付き始め、日当たり具合によってはまだ緑色の葉も残っているものの、先週末に見頃を迎えた。約1週間後には落葉が始まり、その後は並木道に黄葉のじゅうたんが登場する。

 同所は例年、親子連れやカップル、ペットを連れた人などが黄葉を鑑賞に訪れる。例年以上に外国人旅行客の姿が目立ち、一眼レフカメラなどを手に盛んにシャッターを切る人のほか、自撮りする姿も多く見られる。今月13日にオープンしたNY発ハンバーガーショップ「シェイクシャック」をはじめ、通り沿いの飲食店のテラスも行列ができるなどにぎわっている。

 噴水池周辺では現在、「いちょう祭り」が開催されている。各地の特産品、丼、ドリンク、スイーツなどの模擬店など70近くのブースが出展している。10時~16時30分。入場無料。12月6日まで。

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