渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)パート3・8階の映画館「シネクイント」(TEL 03-3477-5905)で11月28日、スニーカーカルチャーのドキュメンタリー映画「スニーカーヘッズ」がレイトショー公開される。
1990年代以来のブームで、昨今再び注目を集めているスニーカー。本来、履くためのアイテムであるスニーカーがコレクションアイテムとして愛好家を魅了するのか、文化的影響を考察する同作。
冒頭は、スニーカーのコレクターでもあるデザイナーのジェフ・ステープルさんが手掛けたNY限定商品「NIKE DUNK LOW PRO SB」の発売時、徹夜組を含む購入希望者が店舗に集まり警察が出動する騒動となった2005年の回想から始まる。人気モデルの争奪戦やプレミア価格の高騰、強盗などの事件、デザインを介したチャリティー企画など、ロサンゼルスや東京などのストリートでのスニーカーシーンの歴史をたどりながら、どのようにしてコレクターの心をつかんでいったのかを明らかにする。
メガホンを取ったのは、アカデミー賞で脚本賞などを受賞した「リトル・ミス・サンシャイン」に携わったデヴィッド・Tフレンドリー監督とミック・パートリッジ監督。劇中には、ライターやデザイナーなどで活動するフランク・ザ・ブッチャーさん、スケートボーダーのロブ・ディアデックさんらも登場する。
会場では、アーティスト・イラストレーター澁谷忠臣さんが描いたイラストを使った同作のB2サイズポスター(800円)や、同様のイラストをフロントにプリントしたTシャツ(3,000円)などの劇場限定グッズを販売。公開初日からの1週間は、Tシャツやロゴ入りキャップ、スニーカー保護スプレーなどの非売品グッズを抽選または先着で進呈する。