ラフォーレ原宿(渋谷区神宮前1)と表参道ヒルズ(神宮前4)で11月26日、「東京チョコレートショー2015」が始まった。主催はスイーツイベントを手掛けるカラーズプロモーション(港区南青山4)。
日本のチョコレート技術や文化を世界に発信することを目的とした同イベントは昨年、ラフォーレ原宿6階・ラフォーレミュージアムで初開催し、4日間で約1万人が来場。好評だったこともあり、今年は、表参道ヒルズ本館地下3階・スペースオーも含めた2会場に拡大。各会場に、クリスマスをテーマにしたチョコレートのようなアート作品を展示しているほか、複数のアーティストが作った「チロルチョコ」アート作品展なども開いている。
出展するチョコレート&スイーツショップは両会場合わせて35店舗。仏「ジャン=シャルル・ロシュー」で6年間修業した播田哲郎さんが日本初出店する「Haritacacao」は、生カシスのペーストなどを使うボンボンショコラ(4粒1,296円ほか)などを、チョコ専門情報サイトを運営する「チョコレートくん」が年明けにオンラインショップを開設予定の「ショコラ ドゥ シマ」では、「ラトリエ・ドク・シュクル」のオーナーシェフ白岩操雄さんとコラボした肉球型のマドレーヌショコラ(850円)などを一足先にお披露目。
富ヶ谷のビーントゥーバーチョコレート店「Minimal」は、板チョコ4種類(600円~750円)を販売。博多「ラヴィアンローズ」は、土台や飾りなど全て食べられるハイヒール型のチョコレート(6,480円、3個限定)を同イベントに向けて制作。表参道などに出店する「ことりカフェ」はモンチッチとコラボしたチョコケーキ(756円)などを、チョコのカタログ・ウェブサイト「フェリシモ『幸福のチョコレート』」では仏ショコラトリーが作る青いチョコ「ケルノン ダルドワーズ」(6個入り1,618円)などを、それぞれそろえる。カラーズプロモーション社長ヒキノトオルさんが主宰するスイーツ好き集団「甘党男子」は顔写真をプリントしたチョコ(500円)購入者に、メンバーが「壁ドン」をしながらチョコを渡す「壁ドンチョコ」も行う。
場内ではビーントゥバーのワークショップなども実施。各会場のステージでは、出展者の1人でもある辻口博啓さんによるメレンゲ・チョコ・アートパフォーマンスや播田さんのデモンストレーション、男性音楽グループ「ソリディーモ」や甘党男子のライブ、五郎丸歩選手をまねたラガーマン姿のお笑いコンビ「ひよしなかよし」とスクラムを組んでチョコを受け取る「スクラムチョコ」などを展開する。
同社社長のヒキノトオルさんは「昨年同様、僕が良いと思う店を中心にラインアップした」と言い、「日本人が頑張っている店を含めた、広い意味で日本発信のブランドやショップを切り口にしている」と話す。
「チョコを買うだけでなく、試食したり写真を撮ったり、いろいろな楽しみ方をしていただきたい。(出展者は)『チョコ愛』が強い方ばかりなので、コミュニケーションを取って、チョコについてより深く知るきっかけになれば」と来場を呼び掛ける。昨年は10~20代など若年層を中心とした女性客が8割以上だったこともあり、「甘党男子を主宰しているので、男性にも気軽に来場いただきたい」とも。
開催時間は11時~21時。両会場入場可能な共通入場料は1日券1,000円、5歳以下無料ほか。今月29日まで。