渋谷・円山町のミニシアター「ユーロスペース」(渋谷区円山町、TEL 03-3461-0212)で11月21日、米格差社会の問題点と対応策を説く「みんなのための資本論」が公開される。
ビル・クリントン大統領政権下で労働館長を務めた米経済学者ロバート・ライシュさんがカリフォルニア大学バークレー校で行った講義を中心に構成した同作。2013年のサンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞した。
富裕層の会社経営者でベンチャーキャピタリスト、中流階級の家族などへのインタビュー、クリントン米元大統領やバラク・オバマ米大統領の言葉、経済格差に関するグラフ、統計値などを通して問題を検討し、現在の資本主義を「大転換」するための対応策を説く。
メガホンを取ったのはジェイコブ・コーンブルース監督。字幕は、トマ・ピケティさん著「21世紀の資本」の翻訳者である山形浩生さんが監修した。