渋谷・宇田川町のミニシアター「アップリンク ファクトリー」(渋谷区宇田川町)で11月14日から、ドキュメンタリー映画「ザ・トゥルー・コスト~ファストファッション 真の代償~」が公開される。
メガホンを取ったアメリカのアンドリュー・モーガン監督は「自分の衣服がどこから来るかを深く考えたことは一度もなかった」というが、2013年4月に起きたバングラデシュ・ダッカの縫製工場が倒壊し、死者1100人以上、負傷者2500人以上にのぼった事故をきっかけに、ブランドの裏側にいる人たちやその現場について学び始め、同作を製作。
縫製工場をはじめ、コレクションブランドのランウェーショーやスラムなどで撮影したほか、ファッションデザイナーのステラ・マッカートニーさんや環境活動家のヴァンダナ・シヴァへさんらへインタビュー。ファッション産業の現在の状況やこれまでの過程を捉え「よりよい未来を築いていく方法」を考察する。
上映期間中は、エシカルファッションとフェアトレード商品専門店「ピープル・ツリー」ディレクター胤森(たねもり)なお子さんや、慶応義塾大学院在学中のモデル・エシカルファッションプランナー鎌田安里紗さんなどを招いたトークショーも予定する。
鑑賞料は一般1,500円ほか。ファストファッション業界で働く人は社員証や名刺提示で鑑賞料が750円になる割引も用意する。