ハロウィーンを翌日に控えた10月30日、渋谷の街には一足先に仮装した人たちでにぎわいを見せている。
秋の風物詩として年々盛り上がりを見せているハロウィーン。昨年は、例年以上に仮装した若者たちが渋谷に集まり話題となった。今年はハロウィーン当日が週末ということもあり、広域渋谷圏では多くのイベントが行われるなど、昨年以上の盛り上がり・混雑が見込まれている。
翌日が休みの人も多いこの日は前日にもかかわらず、夕方ごろから仮装した人たちの姿が増え、時間がたつにつれて駅前のハチ公広場から渋谷センター街の中央通りであるバスケ通りは歩くのが困難になるほど人で埋まった。仮装した人たち同士での記念撮影のほか、外国人旅行客らが仮装した若者たちと一緒に写真撮影をする姿も多く見られた。
囚人服やナース、デビル、プリンセスなど定番の仮装に加え、「ルパン三世」「美少女戦士セーラームーン」など一つのコンテンツで異なるキャラクターに扮(ふん)するグループ、絵本「ウォーリーをさがせ!」のウォーリーや、映画「ミニオンズ」のミニオンズなど、複数人で同じ仮装をするグループも目立った。例年以上に仮装している外国人の姿も見られたほか、マウスピースやカチューシャ、LEDが付いたパニエなど、光るアイテムで個性を出している人も。
チャイナドレスに本格的なゾンビメークをした20代の女性2人組は「昨年の盛り上がりを見て渋谷に来た」と言い、「ハロウィーン当日は予定が合わなかったので前日に仮装した。思ったよりも多くの(仮装した)人がいて楽しかった」と笑顔を見せた。