渋谷・文化村通りで10月25日、路上ファッションショー「SHIBUYA RUNWAY」が開かれた。
今月10日から渋谷駅周辺で開催されていた、ファッションを通じて渋谷を「国際文化観光都市」にすることを目的にする「渋谷ファッションウイーク」の一環。同通りを交通規制し、路上にランウェーを作って行った。
1部は「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」を手掛ける山縣良和さんと、「MIKIO SAKABE(ミキオサカベ)」を手掛ける坂部三樹郎さんがプロデュースする「東京ニューエイジ」のショーで、「WATARU TOMINAGA」(デザイナー富永航さん)、「daisukeshimura」(同志村大輔さん)、「HIDAKA」(同日髙俊さん)など若手ブランドがショーを行った。
2部の「渋谷スタイル」には、SIBUYA109(渋谷区道玄坂2)や渋谷マークシティ(道玄坂1)、西武渋谷店(宇田川町)、渋谷パルコ(宇田川町)など、渋谷ファッションウイークに参加する大型商業施設に出店するブランドを中心に16ブランドが参加。渋谷エリアのショップで働く店員がモデルとしてランウェーを歩いた。
同ショーは、同日開催されていた「渋谷音楽祭」とコラボレーションし、「渋谷スタイル」のショーに元ピチカート・ファイヴの野宮真貴さんが参加。ピチカート・ファイヴの代表曲「東京は夜の七時」をはじめ、「スィート ソウル レビュー」、作曲家ロジャー・ニコルズさんの「Love so fine」を歌い上げた。
ショー終了後、野宮さんは「渋谷は私の『ホームタウン』のような街。ランウェーを歩いてみて、あらためて渋谷はさまざまな音楽やファッション文化が交差する不思議で魅力的な街だと感じた。今後も、こうした渋谷らしいイベントを通して、渋谷系のような新しい文化を世界に次々と発信できる『ワールドワイドな街』になれば」と期待を寄せた。
渋谷ファッションウイークの大西賢治実行委員長は「今後も『国際文化観光都市・渋谷』構想の下、渋谷を世界に開かれた観光拠点にしていきたい」と意欲を見せる。