渋谷・宇田川町のミニシアター「アップリンク ファクトリー」(渋谷区宇田川町)で10月24日、ホラー映画祭「東京スクリーム&クイーン映画祭」が始まる。
2013年に始まり3回目を迎えた同映画祭は、女性監督が手掛けるホラー&ダークファンタジー映画を上映するもの。映画界の中でもホラーを中心としたジャンルでは「さらに少数」という女性監督の活躍の場を広げることなどを目的に開催している。
今回上映するのは、長編1作品・短編13作品で、全てが日本初上映となる。オープニングを飾るのは、長編作品「ベビーシッター」(オードリー・カミングス監督、2014年)。ハロウィーンの夜、人里離れた郊外の屋敷にベビーシッターとしてやってきた高校生の元に突然の訪問者が現れ、悪夢のような一夜が始まる――。
短編映画は、近未来の氷塊に囲まれた地で、氷に穴を開けて獲物を狙っている女性を描く「ハンター」(カースティン・カーシュウ監督、2015年)、1829年のタスマニアで、終身流刑の女囚人に待ち構える恐怖を描いた「私はプラスチック」(レベッカ・トムソン監督、2014年)、一人の女の悲しく悲惨な過去の物語「蛇(へび)使いの子守唄」(パトリシア・チカ監督、2014年)、ゴシック・ホラー「修道女」などをラインアップする。
期間中は、アーティスト近藤佳代さんのアート作品を展示。ハロウィーン当日の31日には、特殊メーキャップアーティスト梅沢壮一さんを招いたハロウィーンメークのワークショップも行う。
今月31日まで。