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明治神宮外苑で「東京デザインウィーク」開催 草間彌生さんの浮世絵も

昨年開催時のエントランス

昨年開催時のエントランス

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 明治神宮外苑・絵画館前を中心に10月24日、デザイン・アートイベント「TOKYO DESIGN WEEK(東京デザインウィーク)2015」が始まる。主催はデザインアソシエーションNPO(港区南青山1)。

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 ニューヨーク発「デザイナーズサタデー」東京版(1986年~1996年)を前身に、1997年から「東京デザイナーズウィーク」として開催してきた同イベント。2005年から明治神宮外苑絵画館前に中央会場を設け、企業やアーティスト、学生らによる建築・プロダクト・グラフィック・メディアアートなどを紹介。30周年を迎える今年、「TOKYO DESIGN WEEK」に名称を変更した。

 今年のテーマは「INTERACTIVE(インタラクティブ)」。デザイン・アート・ミュージック・ファッションの4ジャンルから、企業、ブランド、デザイナー、学校などが出展、来場者と共に「新しいクリエーティブ」を体感する場を目指す。

 昨年は11万人以上が来場した同イベントのメーンコンテンツ「Creative Life展」では、「Tokyo Creative Life」をテーマに、テクノロジーの進化によるライフスタイルの変化に着目。NTTドコモやデザインフェイスパックの一心堂本舗、バッグブランドのルートートなど120以上の企業・ブランドが出展する。

 貨物用コンテナを再利用した四角いスペースに独立で展開するコンテナ展では、企業のプロモーション、ブランディングをはじめ、来場者参加型のインタラクティブアートや、インスタレーション、メディアアートなどを展示。インスタグラム、日蓮宗などが参加する。プロクリエーターが個展形式で出展する「プロ展」や、デザイン・ミュージックなど各分野の若手を紹介する「ASIA AWARDSヤングクリエイター展」なども。

 デジタルアートを中心に手掛けるチームラボ(文京区)が展開する「チームラボアイランド-学ぶ!未来の遊園地-」は、同社が手掛け約48万人を動員した大規模企画展で人気を集めた5作品を会場で「復活」。描いた作品がその場で動き出す「お絵かき水族館/Sketch Aquarium」など、子どもも一緒に楽しめる企画を展開する。親子連れの来場客は、入場料が割引になる特典も。

 グラフィックデザイナーやサウンドクリエーターなど、ロボットに影響を受けたクリエーターから作品を募集した「ロボットインスパイア展」では、アートディレクター浅葉克己さんらが、イメージする未来図を「ロボット」で表現する。アーティストとしても活動するお笑い芸人・キングコング西野亮廣さんがプロデュースするのは、「西野アトリエ&カフェ」。自身の個展「おとぎ町ビエンナーレ」のコンセプトを踏襲し、新作絵本の原画や直筆のスケッチブックを展示。

 人と人が行き交うことから、今年のテーマ「インタラクティブ」を象徴する企画として、「渋谷スクランブルアートアワード」も開く。国内外のクリエーターやアーティストが「クロッシング(交差)」をテーマに手掛けた作品が並ぶ。「浮世絵展」では、富士をテーマに前衛芸術家・草間弥生さんが手掛けた作品をはじめ、著名アーティスト10人が「絵師」となり制作した作品を公開する。

 そのほか、ファッションデザイナー・ミハラヤスヒロさんや建築家・隈研吾さん、伊東豊雄さんらがホストを務め、各クリエーターのオフィスをパーティー会場にして連夜開く「クリエイターズ オープンハウス」や、ハンドメード通販「Creema」と共同主催する「ハンドメイドマーケット」では、アクセサリーなどの作家がマルシェ形式で店を出す。

 会場には、音が鳴るシーソーなどの遊具を設ける「インタラクティブ プレイグラウンド」や、会場限定のフードを提供するというフードコートなども用意する。

 開催時間は11時~21時(最終日は20時まで)。当日チケットは、大人=3,000円、大学生=2,000円、高校生=1,500円、中学生=1,000円ほか。11月3日まで(10月29日は閉場)。

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