渋谷・井の頭通り沿いに10月16日、ロンドン発服飾雑貨ブランド「Accessorize(アクセサライズ)」の旗艦店「アクセサライズ渋谷フラッグシップストア」(渋谷区宇田川町、TEL 03-6427-0993)がオープンした。経営はレスポートサック ジャパン傘下のアンティテージ(渋谷2)。
1984年にロンドンで創業した同ブランドは現在、英国内で400店舗、世界70カ国1000店舗以上を展開している。日本では、2006年に英モンスーン・アクセサライズ社の子会社モンスーン・アクセサライズ・ジャパンが原宿駅近くに1号店を出店するも、2010年に撤退。以降は日本の企業を輸入総代理店として展開している。アンティテージは昨年、輸入総代理店契約を締結し、天神地下街(福岡市中央区)など直営店の出店を進めている。
ファッション性の高さや情報発信力の高さ、「ザラ」「ベルシュカ」などのショップ並びなどから渋谷の中でも同通りを出店場所に選んだ。店舗面積は1階・2階の2フロアで22.77坪。店舗デザインは、2013年から英本国の店舗で導入している新コンセプトストアを英国以外で初めて採用。フロアにはウッド調のタイルを使い「近代的でクリーンなイメージ」を表現。白を基調にした什器にはアンティークゴールドのメタルパーツをあしらう。同ブランドでは、シーズンのコレクションテーマごとにコーナーを設けており、什器の上部にはそれぞれのコレクションのビジュアルをディスプレーしている。
1階ではトレンド商品などを、2階ではキッズ・ティーン、シーズナル商品などを、それぞれ展開。同店では、バッグやスカーフ、ヘアアクセサリーなどの服飾雑貨、ネックレスやピアスなどのジュエリー、ステーショナリーなど30種類5000点以上を取り扱う。この秋は、1970年代のボヘミアンテイストの「シエナ」、深いブルーや紫などを基調にゴールドをアクセントにした色味の「レイラ」などを展開。18金メッキを施し、半貴石を使うアクセサリー「Z for Accessorize」コレクションも扱う。商品の平均価格は2,000円~2,500円。客単価は3,500円ほどを見込む。
同社リテール・オペレーション部・中井康滋部長は、同ブランドの強みを「豊富なアイテム」「手頃な価格」「自社デザイナーによるオリジナルデザイン」といい、「幅広い年代・シーンのニーズに対応できる」と自信を示し、「新しくブランドを構築していきたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時~21時。同社は来年、2店舗の出店を視野に入れている。