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渋谷で「散歩の日」認定記念イベント 「渋谷の魅力」テーマにトークも

10(テン)9(ク)の音から歩くイメージを想起した「散歩の日」(右=東京商工会議所渋谷支部情報分科会・今井勉会長=アインザリード社長)

10(テン)9(ク)の音から歩くイメージを想起した「散歩の日」(右=東京商工会議所渋谷支部情報分科会・今井勉会長=アインザリード社長)

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 「IT」と「散歩」をキーワードに広域渋谷圏の魅力を発信する活動に取り組む「シブヤ散歩会議」は10月9日、「散歩の日」認定記念イベント「シブヤ散歩会議2015」を開催した。主催は東京商工会議所渋谷支部。

「渋谷の魅力」をテーマにしたトークイベントの様子

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 当日は、一般社団法人日本記念日協会から「散歩の日」として認定されたことを記念したセレモニーも行った。同記念日は、10(テン)9(ク)の音より、「テンクテンク」→「テクテク」と歩くイメージを想起したもの。併せて、昨年実施した「散歩アプリコンテスト」でグランプリを受賞したアプリ「サンポイント」のウェブアプリのリリースも発表した。

 イベントでは、世界10カ国で日本の観光情報を発信する外国語フリーマガジン「WAttention」を展開する和テンション(渋谷区渋谷2)社長・鈴木康子さん、国際交流プラットホームJapan Tour Guide代表・大森峻太さん、シブヤ経済新聞の西樹編集長が、「訪日外国人を引き付けるシブヤの魅力とは?」をテーマにトークを繰り広げた。

 昨年度の東京都の統計によると、東京を訪れる外国人旅行客のうち約41%が渋谷を訪れている。同誌の昨年の読者アンケートでも都内の中では渋谷は浅草に次ぐ人気で、渋谷駅前の「スクランブル交差点に見るダイナミックな人の動きが世界一」なのだという。知名度の高いSHIBUYA109や東急プラザ表参道原宿のミラー張りのエントランスなど、SNSで拡散されてフォトスポットになっている場所も多い。渋谷の魅力について、鈴木さんは「非日常がコンパクトに詰まっているところ」と表現。「カワイイ文化」として捉えられているメードカフェなどで渋谷に次ぐ人気を集めている秋葉原が「ライバルなのでは」とも。

 昨年12月から毎週土曜・日曜に20人ほどで渋谷の街頭に立ち、訪日外国人旅行客の観光案内などをしている大森さん。1日3時間で、アメリカ人を中心にオーストラリア人、韓国人など、対応している言語に応じた外国人が20~30組が相談に来るという。「ハチ公像の場所が分からない」という人が圧倒的に多いほか、「歩いて原宿に行きたい」や、すしやラーメンを中心とした飲食店、「ディズニーストア」の場所に関する質問も多数寄せられるという。

 日本は安全かつ親切という認識があり、「人が良かった」というアンケート結果も多く寄せられていることから、「人が魅力なのでは」と鈴木さん。大森さんも「『しゃべりたいから一緒にご飯食べよう』と誘われることもあるので『人』が大事なのでは」とも。来街者を増やすためには、「現実的なことを言うと言語対応だが、現時点で結構の人が来ているので、そうした人たちを確実に渋谷ファンにすることが大事。そのためには『何でもそろう』という情報発信をもっとしても良いのでは」(鈴木さん)、「迷っている人がいたら気軽に声を掛けていくようになれば」(大森さん)と、それぞれ話した。

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