複合商業施設「代官山T-SITE」(渋谷区猿楽町)内の多目的スペース「GARDEN GALLERY」に9月15日、純国産ファッション商品統一ブランド「J∞QUALITY(ジェイ クオリティ)」の体験型ギャラリーが限定オープンする。主催は経済産業省。
今年1月に発足した同ブランド。1990 年代始めは、国内で販売されている衣料品の50%は国内で作られていたが、バブル崩壊後の価格競争に伴い、商品を安く作るために賃金が安価な中国や東南アジアに移されてきた。現在では日本製とされる商品は3.2%にとどまっているという。
そうした背景から、「織り・編み」、「染色整理加工」、「縫製」の 3 工程を国内で行った衣料品を対象に、日本ファッション産業協議会が認証した商品を統一のラベルで表示することで、国内製造事業者の技術や品質、感性を生かした商品を消費者に「分かりやすく」伝えることが目的。今年の秋冬物から認証商品が店頭に並ぶ。
「日本を纏(まと)う展-Japan Quality Clothing-」と題した同ギャラリーでは、「J∞QUALITY」商品7商品を展示し試着できるようにする。商品は、三陽商会のブランド「サンヨー」=トレンチコート「100年コート」や、フランドルのレディスブランド「イネド」=タートルネック「リブタートルニット」、ワールドのレディスブランド「リフレクト」=ジャケット「匠(TAKUMI)ジャケット」、オンワード樫山のスーツブランド「五大陸」 =スーツなど。併せて、梅屋(レディス)と藤木屋(メンズ)の着物も紹介する。
試着体験者を対象に、商品を着用したまま「湿板写真」を撮影できるサービスも行う。実施時間は、16日~18日=13時~16時、限定5組ほど、19日・20日=10時~17時、限定20組ほど、21日=12時~15時、限定10組ほど。現像には1時間~1時間30分ほどかかる。
開催時間は11時~19時(土曜・日曜は10時~20時、初日は15時~、最終日は17時まで)。入場無料。今月21日まで。