渋谷・道玄坂上交差点近くのデジタルものづくりカフェ「FabCafe(ファブカフェ)Tokyo」(渋谷区道玄坂1)が8月5日、リニューアルオープンする。経営はロフトワーク(同)。
「Fabrication(ものづくり)」と「Fabulous(愉快な、素晴らしい)」という2つの意味が込められている「Fab」は、「ものづくり革命」として数年前からネットワークが拡大。同店は、同社とクリエーティブディレクター福田敏也さんプロデュースの下2012年にオープン。現在では月間約4000人が来店しているといい、これまでのFab件数は延べ約1万件。店内では積極的にイベントも行っており、3年間で約420回開いてきた。
店舗機能の強化を図り、「FOOD&Fab」をコンセプトにリニューアル。店舗面積は現在の約90平方メートルから約175平方メートルに拡張。カフェカウンター、Fabエリアに加えて、キッチン&イベントスペースエリアを増床し、Fabエリアとキッチン&イベントスペースは壁に穴を開けて空間をつなげる。キッチン&イベントスペースの木製品には飛騨の国産木材を使い、エリア中央にはオープンキッチンを設置。壁面には65インチのモニター6台を並べたマルチディスプレーウオールを作る。
Fabエリアには「UVプリンター」を新たに備えるほか、事前予約制の「Fabサポートカウンター」も新設。店頭には、新たな接客スタッフとして感情認識型「Pepper(ペッパー)」を配置し、カフェの「お薦めメニュー」やデジタル機器の説明ができるようにする。
コンセプトに合わせ新メニューも用意。国内各地の野菜12種類を組み合わせ、トッピングやドレッシングで「Fab(=カスタマイズ)」するサラダをはじめ、ストウブ料理、クラフトビールなどを提供予定。
営業時間は10時~22時(日曜・祝日は20時まで)。7月17日~8月4日は一時休業。