渋谷区ふれあい植物センターでホタル観賞会 ゲンジとヘイケ延べ2000匹

ゲンジボタルは放し飼いにしているため「自然に近い状態」で観察できるという(写真撮影:東松友一)

ゲンジボタルは放し飼いにしているため「自然に近い状態」で観察できるという(写真撮影:東松友一)

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 渋谷区ふれあい植物センター(渋谷区東2、TEL 03-5468-1384)で6月19日、ホタル観賞会「ホタルの夕べ2015」が始まる。

ヘイゲボタルとホタルブクロ

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 2005年の同センター開園以来毎年開催している企画で、今年で11回目。初年度の来場者数は約2500人だったが、以降来場者は増え2010年には7000人以上を記録。昨年は雨天の日もあったにもかかわらず5日間で延べ9734人が来場した。

 同センターではかねてゲンジボタルとヘイケボタルを飼育していることから、鑑賞会でも一度に2種のホタルを見られるのが特長。1階の温室「グリーンガーデン」で放し飼いにしているゲンジボタルを、同室内「ホタルの郷」でカーテン越しにヘイケボタルを、それぞれ見ることができる。

 館内には初日に約1000匹、期間中で延べ約2000匹(ゲンジボタル約1400匹、ヘイケボタル約600匹)のホタルを放つ。開始直後など外が明るい時間帯はヘイケボタルのみで、日没後19時ごろ~ゲンジボタルが見頃を迎える。今年は「より光っているホタルを見てほしい」という思いから、開始時間を例年より1時間30分遅くした。

 3階ではホタルの生態について紹介するDVD(約20分)を上映するほか、2階ではホタルの幼虫や、幼虫のエサとなる巻き貝「カワニナ」を展示。店頭に来場者が「ホタルになれる」顔ハメパネルを設置し記念撮影ができるようにしている。

 例年土曜・日曜を中心に来園があり、昨年は最も長くて約50分待ちの行列ができたという。最も混雑するのは、両種が光る19時前後。

 開催時間は17時30分~21時(最終入場は20時15分)。入園無料。今月23日まで。カメラや光を発するもの、虫よけスプレーは使えないなどの注意を呼び掛けている。

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