シアター・イメージフォーラム(渋谷区渋谷2、TEL 03-5766-0114)で6月13日に始まった映画「ピクニック」デジタルリマスター版公開に合わせ、カジュアルカフェ「Cafe Madu青山店」(港区南青山5)などでコラボレーション企画が展開されている。
仏印象派の巨匠ピエール=オーギュスト・ルノワールの次男ジャン・ルノワール監督が1936年に撮影した同作。仏作家ギィ・ド・モーパッサン著「野あそび」を原作に、ピクニックに出掛けた一家のひと時、娘アンリエットが現地で出会った青年アンリとの恋を描いている。
第2次世界大戦が始まったことから完成を前に映画のプリントがドイツ軍によって破棄されたが、仏文化施設「シネマテーク・フランセーズ」の創設者アンリ・ラングロワがオリジナルネガを保管していたことから、編集作業が進められ1946年にパリで公開された。今年、戦後70年を迎えるに当たりデジタルリマスター版の日本公開が決まった。
同カフェでは期間中、同作のスチール写真や撮影現場の写真、ポスターなどを展示するほか、ランチタイム(11時30分~15時)には同作をイメージした「サラダランチ」(1,296円)を提供。イチゴやグレープフルーツ、キウイ、ローストチキンがのったグリーンサラダで、作中にボートに乗るシーンが登場することから、ボート型の皿に盛り付ける。
隣接するハウスウエアショップ「Encounter Madu Aoyama」では、籠やワイングラス、マグカップ、皿、テーブルクロス、帽子など、同作からインスピレーションを受けた商品を集積したコーナーを設置している。
渋谷・明治通りのサンドイッチ専門店「レフェクトワール ル・プチメック」(神宮前6)では、テークアウトの「ピクニックセット」(1,296円)を提供。内容は、ローストビーフとサラダや、モッツァレラチーズとトマトなど6種類から選べるフランス風サンドイッチ「カスクルート」、ミニサラダ、ケーク(=ケーキ)と、コーヒーまたは紅茶。
コラボレーション企画は7月12日まで。