渋谷・原宿・表参道などで6月4日、日本発アジア最大級の短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(以下SSFF & ASIA)2015」が始まった。
俳優の別所哲也さんが創設者となり1999年に原宿で始まった「ショートショート フィルムフェスティバル」と、2004年から始まった米国アカデミー賞から公式認定「ショートショート フィルムフェスティバル アジア」を同時開催している同祭。
次年度の米アカデミー賞短円部門のノミネート選考対象作品となる「オフィシャルコンペティション」をなど6部門で構成。17回目を迎える今年は、100以上の国と地域から集まった約5000本の作品の中から選んだ約200作品を上映する。
期間中は関連イベントも開く。別所さんとLiLiCoさんのトークセッションや、5人組ビジュアル系バンドSuGのボーカルで、ファッションブランドのプロデュースなども手掛ける武瑠さんが脚本・監督を務めた短編映画の上映・トークイベントなど。「殺し屋」を監督した韓国の俳優チョン・ウソンさん(「私の頭の中の消しゴム」など)も来日しトークイベントを開く。
初日を迎えた4日、表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)でオープニングセレモニーを開催。別所さんや同祭のアンバサダーを務めるLiLiCoさんがMCを務め、短編映画文化の発展・普及に貢献した作品・人に贈る「話題賞」=芸人・鉄拳さん作「SLIDE」、短編映画を通じてメディア・映像業界で特別な貢献をした作品・人に贈る「特別賞」=ロックバンドKISSとアイドルグループ「ももいろクローバーZ」がコラボレーションした「夢の浮世に咲いてみな」などが発表された。
別所さんは「今年で17歳を迎えた。20歳の成人式を迎えるまでに世界中の人たちが注目する映画祭に育てていきたい。日本からも素晴らしいショートフィルムが誕生しているので、もっと世界に発信していきたい」と意欲を見せた。
鑑賞料は一部イベントを除き無料。今月14日まで。上映作品や会場などはホームページで確認できる。