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音声案内を文字情報で提供する「おもてなしガイド」 代官山循環バスで実証実験

バス車内の音声案内を文章で表示する

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 東急バスとヤマハは5月15日、東急トランセが運行する代官山循環バスで、音声のユニバーサルデザイン化支援システム「おもてなしガイド」の実証実験を始めた。

アラビア語など5カ国語に対応

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 ヤマハが開発した「おもてなしガイド」は、訪日外国人や高齢者、聴覚障害者などに音声情報の内容を文字情報で伝えるシステム。同名の無料アプリをダウンロードしたスマートフォンで日本語の音声アナウンスを聞き取ると、アナウンスの内容を各言語に変換してスマートフォンのディスプレー上に文字で表示するもの。

 既存の音響設備を変えることなく導入でき、電波ではなく音波で伝達するためインターネットやWi-Fiに接続する必要がないのも特長。さまざまな場所に導入できるため、現在イタリアで開催中のミラノ万博日本館で採用されているほか、イオンモール(成田・幕張新都心)でも実証実験している。

 東急バスとの取り組みでは、バス車内でアナウンスが流れている時に同アプリを開き「アナウンスを確認」ボタンをタップすると、アナウンス内のコードを読み取りバス停名や注意事項などとともに周辺の観光情報などを文章で表示する。一度表示した情報はログが残るため見返すことなどもできる。

 同バスは、渋谷駅、南平台町、代官山Tサイト、代官山駅入り口、渋谷インフォスタワーなどを運行。アプリ自体は何カ国語にでも対応するというが、同実験中は日本語と英語のほか、ルート内に大使館があることからマレー語、アラビア語、デンマーク語の5カ国語に対応する。

 対応環境はiOS7.0以降(Android版は7月配信予定)。実証は9月30日までを予定。

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