渋谷・井の頭通りの商業ビル「ちとせ会館」(渋谷区宇田川町)3階に5月7日、肉をテーマにした飲食店街「渋谷肉横丁 離(はなれ)」がオープンした。運営はプロキューブ(千代田区)。
2010年、同館2階にオープンした「渋谷肉横丁」。肉をテーマに牛肉料理店や焼き鳥店、肉ずし店、シュラスコ料理店など17店舗が出店している。来店客は20~30代が中心で、女性のグループも増えており男女比は6対4程度。特に増税後は「来店客・売り上げともに増えている」といい、現在の売り上げはフロア全体で月7,000万円前後。多い月で8,000万円を超えたこともあるという。
出店を希望する人が多かったことなどから増床オープンする「離」は、ワンフロア上に位置。フロア面積は約80坪。店舗同士の仕切りがないフロア内は、ちょうちんや裸電球、低い椅子やテーブルなどで「横丁の雰囲気」を演出しているほか、各店舗が趣向を凝らした店装でフロアを彩る。出店は7店舗。
葛飾区で40年ほど営業している焼き鳥店ののれん分け店となる「しろたれ屋」(42席、TEL 03-5784-0907)では、創業時から継ぎ足しているという甘だれを絡めた「名物しろたれ」などの串焼きや1日煮込む「もつ煮込み」などを提供する。客単価は3,000円ほど。「ラムBEAM」(20席、TEL 03-5784-0270)は、ラムチョップとバーボン「ジンビーム」の専門店。8種ほどからフレーバーを選べる「名物フリフリCHOP」や、レモン・オレンジなどを用意する「シトラスビームハイボール」などをラインアップする。客単価は3,000円~4,000円ほど。
ショーケースに並ぶ肉を好きな量だけ注文できるスタイルの「肉CHIKA」(36席、TEL 03-5784-0269)は、A4~5ランクの肉を1枚から注文できるのが特長。ドリンクは30分単位の飲み放題を用意するほか、好きなドリンクの持ち込みも可能。客単価は4,000円ほど。
「肉天国(にくてんのくに)」(28席、TEL 03-6416-1597)は天ぷら専門店。豚バラや鶏ささみなどの肉の天ぷらと6種から2種を選べるタレが付く「肉天国」(1,620円)などを用意。お通しとしてサラダバーを提供するほか、トランス脂肪酸ゼロのオーガニック菜種油「Whole Harvest」や、科学的に計算された時間で揚げるというフライヤー「ドクターフライ」を使うことで、ヘルシーさも売りにしている。客単価は4,000円程度。
肉バル「5884(こばやし)」(28席)では常時10種ほどを用意するワインを楽しめる、肉を使ったバル料理をラインアップする。客単価は4,000円~5,000円ほど。 熟成肉の焼き肉店「まえ川」(28席、TEL 03-6416-4998)では、富士山の溶岩プレートで焼く熟成サーロインのステーキ(250グラム、1万584円)や、ザブトン(1,058円)などの乾燥熟成肉、カルビ(1,026円)など寝かせ熟成肉などをラインアップする。客単価は4,000円~5,000円ほど。
鉄板焼き「やっぱ」(24席、TEL 03-5456-9608)は中野の同名焼き肉店の姉妹店。A5ランクの山形県産和牛(150グラム5,400円)や山形豚(ロース150グラム1,922円)などの肉、「焼レタスとアボカドのシーザーサラダ」(950円)などの鉄板焼きを中心にラインアップする。客単価は4,000円ほど。
「離」のオープンを記念し2階「渋谷肉横丁」では、ソースにこだわった料理を各店1品以上用意する「ソースフェア」を今月31日まで行っている。
営業時間は店舗により異なる。