ギャル向け雑誌「小悪魔ageha」が4月18日復刊し、同日、表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)1階のイベントスペース「表参道Rスタジオ」に同誌の期間限定ショップがオープンした。
2006年に月刊誌として創刊した同誌。華やかなメークや盛った(ボリュームを持たせた)髪型などが特徴的な「age嬢」というジャンルを確立。キャバクラで働いている女性がモデルとして活躍し、キャバクラで働く女性など20代のギャル系女性に支持を得ていた。同誌を発行していた出版社インフォレストの倒産により昨年3月(5月号)で休刊。同年12月にはメモリアルブックを発売していた。
1年ぶりの復刊となる同誌。「努力すればだれでもキレイになれる!」をテーマに、ヘア、メーク、ファッション、恋愛などなどの企画を展開。各ジャンルで「他誌では紹介されづらい」パーソナルな部分にもフォーカスし、「新時代のギャル文化」を提唱する。価格は680円。発行部数は約10万部。発刊は隔月。発行元はダナリーデラックス(港区南青山5)、発売元は趣味関連の雑誌や書籍を多く手掛けるネコ・パブリッシング(目黒区)。
復刊を記念した同ショップ。同日、編集長の小泉麻理香さんをはじめ、「さくりな」の愛称で親しまれる桜井莉菜さんや愛沢えみりさんなどモデル8人が、思い思いの白いドレス姿で登場。「一からスタートする気持ちで頑張りたい」と意欲を見せる桜井さん。「復刊するかもという話はあったが明確ではなかったので、楽しみであり不安もあった」と振り返り「毎月撮影がある元の生活が戻ってくるという感じ」と話した。黒髪やナチュラルメークに注目が集まる中「化粧の濃い金髪ギャルをまた増やしたい」とも。
昨年は同誌を始め「BLENDA」「egg」などギャル系雑誌が相次ぎ「好きな雑誌が休刊していくのは寂しかった」と話した小泉さん。かつての読者などから復刊を望む声もあり「(雑誌が)復刊することはまれなことだと思う。待っていてくれた方がいるのは本当にありがたく、うれしい」と感謝の言葉を述べた。「突然休刊してしまったので、1からモデルの方たちに声を掛けていくのが大変だった」といい、「agehaを卒業した方などにも今一度手に取っていただける、読んで楽しい誌面にしていきたい」と話した。
期間中は連日、同誌のモデルが常駐。サイン入りの同誌を販売する。ショップの営業時間は12時~18時。今月29日まで。