代々木公園を中心に4月18日・19日、環境フェスティバル「アースデイ東京2015」が開催される。
1970年にアメリカ西海岸でスタートした「アースデイ」は、地球温暖化などの環境問題に対する関心を呼び掛ける環境イベント。日本では1990年に代々木公園を中心に大規模イベントを初開催し、2001年から始まった「アースデイ東京」は今年で15回目を迎える。昨年は12万人を動員した。
今年は、「エネルギー」「食と農」「経済」をテーマに掲げ、キャッチコピーである「Yes, Peace!」な未来に向かってメッセージの発信を図る。今年は200以上のNPO・企業・団体が参加。50以上の企画を展開する。
場内には「食、農、フェアトレード、平和・国際貢献」「ライフスタイル、循環型社会」「子ども・子育て、教育、女性、ココロとカラダ」など6カテゴリーでブースが並び、展示や販売、ワークショップなどを行う。
フードエリア「アースデイキッチン」には31店舗が出店。山梨・道志村で自社栽培する自然薯を使った料理を提供する「じねんじょ亭」やビーガンレストラン「LOVING HUT」、雑穀料理を提供する「ボナ!つぶつぶ 神楽坂店」など。実行委員長のC.W.ニコルさんが総料理長を務める「ニコルズフォレストキッチン」では鹿肉を使った料理をそろえる。
5カ所設置するステージではトークやライブを展開。メーンステージで開く「アースデイ・コンサート」には、ラジオDJなどを務めるピーター・バラカンさん、加藤登紀子さんや次女のYaeさんなどによるユニット「LOVE FARMERS-愛を耕すものたちよ」、マイケル・ジャクソンのメッセージを伝える活動をする「アースデイwithマイケル」、インストバンド・栗コーダーカルテットのメンバーなどで構成するアコースティックユニット「栗コーダー&ビューティフルハミングバード」など10組がライブを行う。
18日は渋谷・表参道を練り歩く「アースデイパレードin渋谷」と、今年8月に1945(昭和20)年の終戦から70年を迎えることからキャンドルナイトを行う。場内に原爆ドームをイメージしたドームを設置し、福岡・星野村に残されている原爆の残り火「平和の灯(ともしび)」でキャンドルをともす。
開催時間は、18日=10時~20時30分(18時~はキャンドルナイト)、19日=10時~18時(ブースは両日17時まで)。入場無料。雨天決行。