パルコ(渋谷区神泉町)は4月1日、インフォメーションスタッフの春夏制服を刷新した。
同社が各地に展開するファッションビル「パルコ」では、3年に1度の周期でインフォメーションスタッフの制服を刷新している。制服のデザイン・製作はこれまで、専門業者の中からコンペで決めていたが、昨年の秋冬シーズンからファッションブランドと協業。パルコに出店するブランドとコラボすることで、パルコが取り扱うブランドの多様性などをアピールする。
制服をプロデュースしたのは、マッシュホールディングスグループのマッシュスタイルラボ(渋谷1)が展開するファッションブランド「FRAY I.D(フレイ アイディー)」のデザイナーズチーム。同施設のコアターゲット20~30代に支持があることやファッション性の高さを意識し同ブランドを選んだという。制服の製作・納品は、グループ会社である大丸松坂屋(江東区)が担当した。
トップスは五分袖のサマーニットで、ネイビーと白×ネイビーボーダーの2種を用意。白やブラックストライプなど3種から選べる「つけ襟」で遊び心を取り入れた。膝下丈のスカートはタフタ素材で、中にチュール素材を使うことで「ふんわり感」を出した。色はネイビー。同ブランドが今季提案する「ニューモードストリート」を取り入れ「新鮮さ」「かわいらしさ」を表現したという。
帽子は立体感のあるネイビーのハット。靴は以前から依頼している「ダイアナ」によるもので、光沢のあるソフトガラス仕上げの牛革のポインテッドトゥ(つま先がとがった)ローファー(ヒール4センチ)。
導入するのは渋谷パルコ(宇田川町)などインフォメーションカウンターを設置する14店舗。同制服の着用は8月31日まで。