東京急行電鉄とイッツ・コミュニケーションズは4月1日、渋谷駅周辺で展開する外国人旅行者向けフリーWi-Fiサービス「Visit SHIBUYA Wi-Fi」の提供エリアを拡大した。
渋谷を訪れる外国人旅行者の利便性向上や回遊促進、SNSなどを活用した来街者自身による情報発信を目指し、昨年3月に提供開始した同サービス。今年2月末までの利用者は2万1000人ほどで、国別割合は、中国=16%、米国=10%、タイ=9%、その他アジア=28%、欧州=15%などとなっている。
これまでの東急・東京メトロ渋谷駅や東急百貨店本店、渋谷ヒカリエなどに加え新たに提供開始したのは、渋谷マークシティ(地下1階・EAST2階を除く)、渋谷地下街(しぶちか)、駅西口のモヤイ像周辺。4月中旬にはハチ公前広場でも利用できるようにするという。
利用にはIDとパスワード入力が必要で、提供エリア施設内の所定場所でパスポートなどを提示するのと引き換えに受け取ることができる。対応言語は英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語。
同時に、災害時はIDとパスワードの入力を不要にし、外国人旅行客だけでなく渋谷にいる日本人来街者も利用できるようにした。その際は日本語にも対応する。