東急東横線渋谷駅構内に3月30日、巨大な黒猫の顔が登場した。
宅配便事業を手掛けるヤマト運輸(中央区)が掲出した広告。3月31日の「クロネコメール便」廃止に伴い4月1日から開始する、宅急便60サイズ(60センチ以内)より小さい荷物を専用ボックスで送れる対面配達サービス「宅急便コンパクト」と、法人・個人事業主向けの投函(とうかん)サービス「ネコポス」をアピールするもの。
ネット通販やフリーマーケットサイトなどの拡大とともに高まっている「小さな荷物」の配送や受け取りのニーズに対応するサービスであることから、20~30代などネット通販やフリーマーケットサイトの中心利用者である若者に訴求するため、渋谷駅を中心に広告を展開している。
黒猫の顔は同所のみの掲出で、場所は渋谷ヒカリエ改札1からホームへ向かう構内通路の途中。掲出枠のサイズは縦2メートル60センチ×横5メートル82センチほど。ほぼ全面にわたる黒猫の顔は、両サービスの広告に起用している黒猫の顔を半立体で再現したもので、猫の毛は「モフモフするように心掛けた」(同社担当者)という。触ったり写真を撮ったりする通行人の姿も多く見られる。同所にはスタッフ1人が常駐し警備するとともに、時折ブラシをかけて毛並みを整えている。
渋谷ヒカリエ改札1・2の改札外などには、広告に起用しているアイドルグループ・TOKIOのビジュアルも入ったポスターやフラッグなども掲出している。
広告の掲出は4月5日まで。