渋谷パルコ・パート3(渋谷区宇田川町)1階に3月7日、ファッション通信サイト「夢展望」の新コンセプトショップ「夢展望ショールームストア」(TEL 03-6455-0050)がオープンした。経営は夢展望(大阪府池田市)。
店頭に用意するiPadを使いECサイトから注文することもできる
20代前半をコアターゲットに据えたレディスファッション・雑貨を製造、会員数約160万人(昨年9月末現在)のECサイトを中心に販売する同社。昨年から実店舗の出店を始めオムニチャネル戦略に注力している。
パルコは昨今、スマートフォンやSNSの普及によりショッピングスタイルが変化する中、店舗とウェブを活用し、利用客が場所や時間にとらわれず買い物ができる「オムニチャネル化」を目指していることから、今回の出店につながった。
店舗面積は約30坪。店舗は白を基調にピンクを随所に取り入れたデザイン。通りに面したファサードや店内カウンター上部にはプロジェクター4台、モニター3台で1時間ごとに更新されるECの売り上げランキングやブランドのコレクション情報などを上映する。店頭の同社のアプリ「夢コレクション」をインストールしたiPad3台を設置。同アプリではモデルまたはその場で撮影する自身の顔写真に、同社の商品の着せ替え体験がバーチャルでできるようにした。
商品の価格帯は、トップス=999円~3,999円、パンツ=1,299円~3,999円、スカート=1,499円~3,999円、ワンピース、パンプス・サンダル、バッグ=1,999円~3,999円。約1000種の商品を扱う店頭では4割ほどをシューズで構成する。カウンターには、同社のECサイトにつながったiPad3台を設置。店頭で展開する商品も含め、同タブレットから商品を注文できるようにした。
夢展望の営業本部販売部部長代理でメディアプロモーションチームの島村康弘さんは「(オムニチャネル化を推進することで)お客さまに選択の自由が生まれる。利便性を追求することで、現在利用いただいている方には満足向上につながり、新しいお客さまにも利用いただけるようになるのでは」と期待を込め、「当社はECが原点。実際に見て触っていただくことで、ECに抵抗がある方も使っていただくことで払しょくされれば」と話す。
営業時間は10時~21時。