東急電鉄(渋谷区南平台町)と東急百貨店(道玄坂2)は3月9日、三越伊勢丹(旧伊勢丹、新宿区)との百貨店事業に関わるかかわる業務提携契約を終了することを発表した。
2007年の締結以来、三越伊勢丹から東急百貨店へ人材派遣し営業面のノウハウを提供するなど、業務提携を推進してきた両社。旧伊勢丹と旧三越が経営統合(2008年)するなど経営環境の変化や、百貨店をめぐるニーズが多様化してきたことなどから3今月31日で業務提携契約の終了を決めた。
2010年から東急百貨店の社長に就いている二橋千裕さんは、4月1日付けで三越伊勢丹の親会社である三越伊勢丹ホールディングス専務を退任し、東急百貨店の社長に専任となるする。
今後は、東急電鉄と三越伊勢丹ホールディングス間で協議会を設け、両グループの幅広い分野を対象に営業面の連携や協業の可能性を検討し、協力関係を維持していくという。