朝日新聞メディアラボ渋谷分室（渋谷区神宮前6）で3月11日、元気のあるスタートアップやベンチャー企業を応援するピッチイベント「sprout（スプラウト） 3rd」が開催される。企画・運営は、「co-ba shibuya（コーバ渋谷）」を運営するツクルバ（渋谷3）を中心とした日本IBM（中央区）、トーマツベンチャーサポート（千代田区）の3社。

　「発芽」を意味する「sprout」と名付けられた同イベントは、斬新なアイデアを持つスタートアップの事業化や、ベンチャー企業の成長支援を目的としたもの。昨年11月にco-ba shibuyaを拠点にスタートした同イベントは、1～2カ月間に1度のペースで実施している。毎回6～8組のスタートアップやベンチャー企業が登壇し、自らのアイデアやサービス内容を20秒ごとに10枚のシート計200秒の持ち時間内にプレゼンテーション。

　1回目は、20分以内にオフィスにランチを届ける宅配サービス「bento.jp（ベントー・ドット・ジェーピー）」を運営するベントー・ドット・ジェーピー（渋谷4）、今年1月に開催された2回目は、生活密着型クラウドソーシングサービス「Any+Times（エニタイムズ）」を運営するエニタイムズ（渋谷区）が優勝を飾った。

　ファシリテーターを務めるツクルバの山本倫広さんは「毎回、定員50人の会場に申込者数が80人を越える盛況ぶり」とし、3回目となる今回は会場を朝日新聞メディアラボ渋谷分室に移し、定員を150人にスケールアップして展開。さらに４月には渋谷ヒカリエ（渋谷2）での開催も予定するという。

　登壇するのは、母の味「総菜」をオフィスに届ける社食サービス「オフィスおかん」を運営するおかん（代々木2）、スペックでは表せない不動産情報を紹介する中古物件オンラインマーケット「cowcamo（カウカモ）」を運営するツクルバ（渋谷3）、プレゼン資料などを作成代行するクラウドソーシングサービス「SKET(スケット)」を運営するスマートキャンプ（港区）、スマホをマイクに歌や楽器を投稿できる音楽コミュニティーアプリ「nana」を運営するnana music（元代々木町）、アメリカ発スマホでダイエットをコーチングするアプリ「Noomコーチ」 を運営するヌーム・ジャパン（港区）、ネーティブ・スピーカーに質問ができる語学学習プラットフォーム「HiNative」を運営するLang-8（恵比寿南2）の計6社を予定。

　最優秀賞には、企業ロゴ入りTシャツまたはステッカーの作成やco-ba shibuyaの利用チケットを贈るほか、事業に関わるさまざまなサポートを行っていくという。

　開催時間は19時～21時30分。入場無料（ビール付き）。現在、フェイスブックで観覧申し込みを受け付けている。