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西武渋谷店で「NYマダム」のスナップ展-被写体は60~100歳代の女性

60~100歳代の女性たちを被写体にした写真が並ぶ場内

60~100歳代の女性たちを被写体にした写真が並ぶ場内

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 西武渋谷店(渋谷区宇田川町)A館7階特設会場で2月17日、写真展「NYマダムのおしゃれスナップ展 Advanced Style」が始まる。

内覧会にさんかしたコーエンさん、カパルティさん、森さん

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 NY在住のフォトグラファー、アリ・セス・コーエンさんの写真を展示する同展。コーエンさんは2008年から、NYで撮影した60歳~100歳代の女性たちのスナップを掲載するブログ「Advanced Style」を始め、2012年に写真集を出版。日本では昨年発売されて以降、発行部数4万1000部を超えている。コーエンさんプロデュースの下、7人のミューズに密着した実録映画「アドバンスト・スタイル」(リナ・プライオプライト監督)が、今夏日本国内での公開を控えている。

 写真集に収録していないカットを含め約150点を展示する同展。会場内は、小物使いにフォーカスした「ステイトメント・アイテム-NYファッション革命-」、ハイヒール姿をとらえた「ウオーク・イン・ヒール-いつだって踵(かかと)を鳴らして-」など5つのテーマで構成している。

 前日の16日に開かれた内覧会には、コーエンさんと被写体の一人であるジョイス・カルパティさんに加え、モデルの森星(ひかり)さんが登場。幼少のころから祖母やその友人たちが「親友だった」というコーエンさん。ブログを始めたきっかけは、身近な存在である年配の女性たちと「つながりたい」という思いからスタートした「パーソナルなプロジェクトだった」とし、「年を重ねることのポジティブな面をとらえて発信していきたいと思うようになった」と振り返る。

 写真集を持ち歩いているという森さんは「(被写体となっている)女性たちのメッセージはインパクトがあってポジティブ。堂々とした表情やスマイルに力をもらえる」と絶賛。「ファッションに正解はなく、着ていて自信が持てるのが大事。他人の意見に惑わされず、自分の好きなファッションを楽しみたい」と話した。

 カパルティさんは「NYの女性は自分を知っていて、自分のスタイルを持っている。私自身、若くあろうと思ったことはなく、エレガントであることを目指している」と話した後、83歳とは思えない歌声を披露し、場内に集まった人たちを魅了した。

 開催時間は10時~21時(日曜・今月18日は20時まで、最終日は17時まで、入場は閉場の30分前まで)。入場料は500円(高校生以下無料)ほか。3月1日まで。

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