「コップのフチ子」と岡本太郎のコラボアイテム「コップのフチの太陽の塔」が2月11日、岡本太郎記念館(港区南青山6、TEL 03-3406-0801)で先行発売される。発売元は奇譚クラブ(恵比寿2)。
「コップのフチ子」は2012年7月、同社と漫画家タナカカツキさんが共同開発したカプセルトイ。「OL風の女性『フチ子』をコップの縁に腰掛けさせたりぶら下げたりして遊ぶ」というコンセプトと、その光景を写真に撮って SNSに投稿する遊びで話題となり、現在までシリーズ累計700万個を超えるヒット商品となっている。
これまで「ハローキティ」「ふなっしー」とコラボレーションを展開し、いずれも即完売状態に。今回、第6弾として芸術家・岡本太郎の代表作「太陽の塔」とコラボレーションする。「太陽の塔」や若かりし岡本太郎本人がコップの縁で引っかかる。
ラインアップは「ひっかかり太陽の塔」「乗り越え太陽の塔」「腰かけ太陽の塔」「ふりむき太陽の塔」「逆さひっかかり太陽の塔」「コップのフチの太郎」にシークレット「とんでもない太陽の塔」を加えた全7種。価格は各400円。
タナカカツキさんは「岡本太郎の作品って、公共の立体作品にしろ、太郎鯉(太郎がデザインした鯉のぼり)にしろ、ぼくらの生活空 間まで降りてきてくれたこと、ご本人がテレビに出たり、お茶の間まで降りてきてくれたことが重要なんです。(中略)『コップのフチの太陽の塔』はひさびさに太郎さんがお茶の間にやってきてくれます。それもいびつにねじまがった新造形でコップのフチにひっかかります。そもそもコップといえば太郎さんです。名言『グラスの底に顔があってもいいじゃないか」。フチ子さんよりずいぶん先に舞い降りてたのが岡本太郎です」(原文ママ)とコメントを寄せる。
一般発売は2月25日。これに先駆け同館で、数量限定で先行発売する。開館時間は10時~18時(入館は30分前まで)。火曜休館(祝日の場合は開館)。入館料は一般620円ほか。2月15日まで、「岡本太郎の言葉」展が開催されている。