渋谷・神南に12月13日、衣料・服飾専門リユースショップ「JUMBLE STORE(ジャンブルストア)渋谷本店」(渋谷区神南1、TEL 03-5784-1152)がオープンする。経営はゲオホールディングス(名古屋市)の子会社ゲオ(同)。
現在、総合リサイクルショップ・リユースショップ「セカンドストリート」と合わせFC含め400店舗ほどのリユースショップを展開する同社。リユース部門は昨年対比10%以上の成長事業で、今後も需要は拡大していくと見込んでいる。2015年度中に500店舗を目指す中、情報発信拠点ともなる旗艦店を出店することで、初期投資がかかる「新店舗出店の手助けになれば」と考えた。
神南は近隣にセレクトショップやリユースショップが点在するエリア。店舗面積は地下1階=42坪、1階=53坪合わせて95坪。ファサードはガラス張りで、内装は木目や鉄を取り入れ「西海岸・リラックス・アーバン」をイメージした。2本の坂に挟まれた立地であるため、地下1階がエントランスとなる。
同店では、「ファッション感度の高い」20代前半~30代前半をコアターゲットに、古着と新品の「リミックスコーディネート」の提案を図る。地下1階ではプライベートブランド「antiqulothes(アンティクローズ)」を含む新品セレクトアイテムを展開。ワンフロアで新品の商品をワンフロアで扱うことは初の試みだという。構成比率はアンティクローズ3対セレクト7。商品の価格帯は、レディス=1,620円~3,780円、アウター=7,020円~8,424円、メンズ=トップス=3,024円~5,184円、ボトムス=3,780円~4,104円ほか。
リユース商品は1階に集積し、常時1万5000~2万点ほどの商品をそろえる。取り扱うのは、メンズとレディスで構成比率は半々。店内左右で陳列を分け、「アメカジ」「ストリート」「ギャル」「スイート」などカテゴリー別に商品を並べる。単品管理する3,000円以上の商品を既存他店より多く扱うことで、2,500円~3,000円ほどの客単価を5,000円まで引き上げたいとしている。買い取りは地下1階に集約するレジカウンターで受け付ける。
遠藤結蔵社長は「きっかけがないなど、学生でもリユースショップを利用したことがない人が多い」と話し、「少しでも敷居を下げて、日常に取り入れていただきたい。1回着ていただければ、リユースも良いと分かっていただけると思う」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~21時(今月30日・31日は20時まで、2015年1月1日は12時~)。年間売り上げ目標は2億円。