渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階「8/」コートで11月26日、散歩をテーマにした公開イベント「シブヤ散歩会議2014 ~シブヤの魅力、散歩で発見!~」が開催された。
オリジナル散歩コースを発表するBLEA女子高等部生徒会のメンバー
シブヤ散歩会議は、広域渋谷圏の魅力を「散歩」と「IT」をキーワードに発信し、渋谷をさらに活気ある街にするために東京商工会議所渋谷支部情報分科会が中心となって進めるプロジェクト。
冒頭のセッションでは、「散歩の達人MOOK」編集長の山口昌彦さんとシブヤ経済新聞の西樹編集長が「シブヤ散歩の魅力」について語り合うトークを展開。池尻生まれで幼少のころから渋谷を利用していた山口さんが事前に6.7キロに及ぶ散歩コースを考案。このコースを実際に西編集長が歩き、マップと写真を見ながら「角を曲がると風景が変わる」渋谷の街の魅力を紹介した。
続いて、同プロジェクトが公募で行った「散歩アプリコンテスト」のグランプリ表彰とプレゼンテーションが行われた。10月に最終審査会を開き、グランプリはステッチ(千代田区)が応募した「SANPOINT-サンポイント-」が受賞。渋谷のおすすめ散歩コース「3ポイント」(=サンポイント)を投稿&閲覧することができるアプリで、ユーザーは投稿された散歩コースを自由に見ることができるほか、行きたいポイントやテーマ(おいしいもの食べたい、デート、女子会など)でコースを検索することができる。当日、賞状と副賞として30万円が贈られた。
広域渋谷圏内の「散歩ラボ」7チームが考案した散歩コースも発表。各チームが考案したコースを、ステディカムを使って撮影した動画を使い、各チームが10分ほどの持ち時間でプレゼンテーションした。動画は今後、ユーチューブなどでの公開を考えているという。
情報分科会の今井勉会長(=アインザリード社長)は「広域渋谷圏を『散歩』という視点から捉え、ブラブラと目的を定めずに歩いても魅力ある街であることをアピールしたい。今後、渋谷以外の地域でも『○○散歩会議』が立ち上がり連携できれば」と期待を込める。