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西武渋谷店で「ソマルタ」デザイナー廣川玉枝さん個展-「身体」に焦点

「SOMARTA(ソマルタ)」を手掛ける廣川玉枝さん。右手などに並ぶのが「Skin」シリーズ

「SOMARTA(ソマルタ)」を手掛ける廣川玉枝さん。右手などに並ぶのが「Skin」シリーズ

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 西武渋谷店(渋谷区宇田川町)A館7階特設会場で現在、ファッションブランド「SOMARTA(ソマルタ)」デザイナー廣川玉枝さんの展覧会「廣川玉枝展 身体(しんたい)の系譜~Creation of SOMARTA~」が開催されている。

各部位のアイテム別に展示する場内

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 2006年、ファッションやグラフィック、サウンドクリエートなどを手掛けるSOMA DESIGN(初台2)とともに同ブランドを立ち上げ、活動を開始した廣川さん。同年8月に「身体における衣服の可能性」をコンセプトにした無縫製のボディーウエアシリーズ「Skin」を発表。2007年春夏コレクションから東京コレクション・ウイークに参加している。

 廣川さん国内初の単独店展となる同展。「身体」にフォーカスを当て、ヘッドピースを集積する「頭」にはじまり、上半身に着る「胴体」、Skinシリーズの「皮膚」など、各部位の作品ごとに並べ、最後にそれらをコーディネートしたショーピースを「身体」として展示している。

 場内には、立ち上げ当初のアイテムから、ハンドメードの型から作ったボディーや3Dプリンターで作った仮面など、同展に向け制作した新作までが並ぶ。新作は、ハンドメードと3Dプリンターという「両極端の技術」を駆使しながらも「一つのアイデンティティーを表現できるということを伝えたかった」と話す廣川さん。「道具が変わっても、人の脳内イメージを表現することが大事」とも。skinシリーズでは、ヌードベージュをベースにトライバルタトゥーのような模様を付けた「トライバルビ」と月の模様の「ソマ」が新作となる。

 通路と作品の間には大掛かりな柵も無く、来場者は作品を間近で見られる。廣川さんは「こういう機会は無かったのでうれしい」とし、「ファッションの展覧会に刺激を受けてきたので、見に来ていただければ」と来場を呼び掛ける。

 同館4階には期間限定ショップを出店し、「AROON(アルーン)」をテーマにした2014年秋冬コレクションを販売している。

 開催時間は10時~21時(最終日は17時まで、入場は閉場の30分前まで)。入場料は500円(高校生以下無料)ほか。10月19日まで(限定ショップは20日まで)。

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