ウェスティンホテル東京（恵比寿ガーデンプレイス内）が10月14日、開業20周年を迎えた。

フリージアンホースがけん引するランドー馬車によるセレモニーの様子

　1994年の同日、「恵比寿ガーデンプレイス」内に開業した同ホテル。「シェラトン」「セントレジス」などホテル9ブランドを約100カ国に1000軒以上展開する米スターウッドホテル＆リゾート ワールドワイド社の系列で、運営は三田ホールディングス（横浜市中区）が手掛けている。

　延べ床面積は、地下5階～23階の28フロア計7万2674平方メートル。客室数は438室。館内にはレストラン5店舗、バー・ラウンジ3店舗、宴会場・会議室9室も併設している。大理石の大きな柱を特徴とするロビーや館内随所に点在するブロンズ像、絵画、タペストリーなどの美術品でヨーロピアンスタイルを演出している。

　当日は、開業時から同ホテルを利用している新居文樹さん夫妻を招き、フリージアンホースがけん引するヨーロッパでは儀式などに使われるランドー馬車で正面玄関周辺を回る馬車セレモニーを実施。館内では、1メートルごとに異なるカカオとフレーバーを使い20年の歴史を表現した20メートルのアニバーサリーケーキが披露され、来館者に振る舞われた。

　新居さんは「（ゲストに選ばれたことを）心から感謝している」とし、同館の魅力を「開口一番『お帰りなさい』とおっしゃってくれる」と話した。ディートマー・キールンホファー総支配人は「時を超えて輝き続ける『Timeless Elegance』の基、文化や芸術に力を入れて発信してき、皆さまに愛されるホテルでありたい」と意欲を見せた。