渋谷の街を舞台にした体験型謎解きアドベンチャーゲーム「渋谷迷宮殺人事件」が10月8日、始まった。
リアル脱出ゲームなどで知られるスクラップ(渋谷区千駄ヶ谷2)が提供する同ゲーム。スマートフォンのGPS機能を使い、プレーヤーが実際に渋谷の街中を歩きながら進める謎解きゲームになっている。
プレーにはウェブショップ「SCRAP GOODS SHOP」で販売する絵はがき(2,000円)が必要。購入後、指定のアドレスに届くメールで事前にID登録をするとプロローグを見ることができる。
後日郵送される絵はがきは「一週間前に死んだ友人から送られた」という設定で、「おれを殺したやつをみつけだしてくれ。君だけが頼りだ」と書かれている。その絵はがきを手掛かりに、答えとなる場所に実際に足を運んで位置情報を登録すると次の謎が出題される。謎を解きながら「捜査(=ゲーム)」を進め、友人が亡くなった真相を暴くストーリー。中には、その場所に行くことで解ける謎もあるという。
ゲームの舞台に渋谷を選んだ理由を「広すぎない街で、意外と知らない場所も多く魅力的」と話す同社広報の伊藤紘子さん。「渋谷の街がちょっといつもと違って見えたり、新たな面を知ってもらえたりしたら」と呼び掛ける。事前予約の段階で1200人ほどが購入したという。
制限時間は設けず履歴も残るため、買い物の途中や仕事帰りなどに少しずつ、数日にわたってプレーすることもできる。プレー推奨時間は9時~22時。